夫を変えようとしてはいけない、

夫のありのままを受け入れよう、とはよく言われることですが、

「ありのままを受け入れる」ってどういうことなのか・・

あまりピンとこない方もいらっしゃるようです。

 

例えば、「離婚してくれ」「俺を愛しているんなら別れてくれ」

という夫にどうすべきか?

夫の気持ちを受け入れて、離婚に応じるべきなのか?

 

それは違います。

夫のありのままを受け入れるということは、

夫の言う通りにすることではありません。

 

ありのままを受け入れるのは、私もOK、あなたもOKの姿勢です。

 

私の気持ちを犠牲にしたり、無理したり、虐げられたりしてはいけません。

それではあなたはOKでも、私はOKじゃなくなってしまいます。

 

じゃあ、どうすればいいのか?

 

「離婚したい」と訴える彼の本当の気持ちを全力で理解することです。

彼はどういうところに傷ついているのか?

どうして私と一緒に暮らすのが苦しいのか?

どういう生きづらさがあるのか?

 

その気持ちに共感したい、と思うことです。

 

でも、だからと言って「私が悪かったんだ」ではありませんし、

ましてや「離婚に応じなければならない」のではありません。

 

彼の気持ちを理解するのは、どちらが勝つとか、どちらが悪いなどの

判定をするわけではないんです。

 

「離婚になったらどうしよう」という

恐れと不安でいっぱいになっているときは、

自分のことでいっぱいになっているときです。

相手の気持ちを見ようとはしていませんよね。

 

それはいったん横に置いといて、まずは

相手の気持ちを思いやってみてください。

相手の心を理解することに全力を傾けてみてください。

 

そのうえで、あなたの気持ちを言えばいいのです。

「あなたの気持ちは~~ということなのね。

それはよく分かったわ。

でも、私の気持ちは~~なのよ。」

 

それが彼の意見と反対であっても仕方がありません。

彼の気持ちを分かったから、

「離婚に応じないといけない」のではありません。

 

 

彼があなたに「分かってもらえた!」と思ったら、気持ちが動きます。

「離婚したい」思いが消えていくかも知れません。

 

でも、彼から恨みや自分に対する不満を吐き出されると、

どうしても真正面から受け止めてしまい、

「嫌われている、拒絶されている」と傷ついてしまいますよね。

 

だからありのままを認めるのって、ちょっと難しい。

 

相手のありのままを認めるには、まず

自分のありのままを認めていないとできないです。

 

自分の弱さや短所も、全部マルをあげられる私になること。

これが最優先課題なんですね。

 

 

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