• 夫に別居したいと言われた。
  • 夫が「家を出ていく」、または「実家に帰れ」と言われている。
  • 夫があまりにも不機嫌でピリピリしているため、一緒にいるとビクビクおどおどしてしまう。

でも、別居になったらもう修復できないのじゃないかと思って踏み切れないかったり、どうしよう・・と不安でいっぱいになってしまうかも知れません。

別居になってしまったらもう終わり?

世間一般では、修復のためには別居したらいけない、というような認識があるため、別居になったらもうおしまいと思ってしまうかも知れません。

でも・・

  • 夫が「家に帰ってきたくない」と言い、夜遅く帰宅したり週末は帰ってこない。
  • 家にいるのが苦しそうで、ウツっぽく見える。
  • 帰ってきても恐ろしい表情で黙り込んでいたり、ドアをバン!としめたりモノに当たる・・
  • 話し合いをしようにも、避けられて挨拶さえもできない状態。
  • 子どもにも怒鳴ったりきつく当たって、子どもがおびえている。

‥このように「取り付く島もない」ほどの状態になると、例え一緒に暮らしていても修復へのめどがたちません。

なぜ別居したいというのか?

では、旦那さんはどうして別居したいのでしょうか?

1.本当は離婚したくて、その前段階として

・・という場合ももちろんあるでしょう。子どものことや生活のことなどで、急に離婚は難しいので、離婚するまではとりあえず別々に暮らす。別居の期間が長くなると、離婚理由にできる場合もあります。

2.とにかく今の苦しい状態から抜け出したい。

もう何かよく分からないけれど、今の生活が行きづまっていて、苦しくて仕方がないので、何かを変えればラクになるんじゃないか、と思っている。とにかく今の状態が苦しいから、抜け出したい一心で別居したい

3.今まで自分の言い分が通ったためしがなく、「今度こそは自分の思った通りにしたい」と思っている。

今まで奥さんを中心に家庭が動いてきた、と感じているご主人です。

何でも妻が意見を主張し、自分は従ってきた。その溜まった怒りがあって、一度くらいは自分の意見をなんとしても通したいと思っています。こういうご主人は自分の気持ちをはっきり表現するのが苦手で、優しい人が多いのです。また、育った家庭で、結構お母さんが強く、自分の気持ちは聞き入れてもらえなかった人が多いです。  

女性はよっぽどのことでないと別居や離婚を考えませんよね。女性は、最初は頑張るのですが、頑張った挙句にダメだと思ったら切り替えも早いのです。 でも、男性は想像力にかけるところがあるので、あまり深く考えずに、「別居しよう」と言ったりします。意地を張って、別居に固執してしまっていたりするのです。

なので、そういう時はいったん別居をした方が、むしろよい結果につながることもあります。  

別居することのメリットは?

一般常識とは違って意外にも、別居したことで、二人の関係がよい方向に向く場合も多いのです。

まず、環境が変わることで、二人の関係にも少し変化が出てきます。物理的に距離を置くことで、お互いが冷静に考えることができるようになります。ずっと一緒にいると悪いところしか見えず不満でいっぱいだったのが、離れてみるとパートナーがいなくてすごく不便さを感じたり、寂しくなったりして、やっと妻のありがたみに気づいたという男性も意外と多いのです。

2の場合は、「妻のせいで今自分が苦しい」と思っていたのが、別居してみると、「あ、ちがった」と気づいたりします。自分が苦しかったのは妻のせいじゃなくて、別のところに原因があったんだということが分かります。

3の場合は、自分の意見を聞きいれてもらったことで、気が済むというケースもあります。本当に離婚したいわけじゃなくて、自分の意見を通したかっただけだと気づくのです。別居をしたくないと言い張っている間は頑なに心を閉ざしていた彼の態度が少し和らぎ、会話ができるようになる可能性も高いです。  

別居中にあなたができる3つのこと

別居になってしまうと、今までのように会えないから、修復への行動が難しい・・と思うかも知れません。

でも、そんなことはありません。別居中だからこそできることがあります。 別居してから関係修復に成功した複数のご夫婦に、別居中に心がけていたことをお聞きした結果、特に大切だと思うことは次の3つです。  

1.大丈夫だという安心感を自分が創ること。

別居している間は、絶えずネガティブな感情が襲ってくると思います。

  • 「相手に拒絶されている」という思いや孤独感。
  • 「これからどうなるんだろう」という先の見えない不安や恐怖感。
  • 「夫のせいでこうなってしまった」という被害者意識。
  • 周りの仲良し家族を見れば「どうして自分たちはこんな風にうまくいかないんだろう」と感じてしまう・・。
  • 子どもが「パパはどこに行ったの?」と聞かれれば、かわいそうになる・・。
  • 経済面での心配もつきない・・。

こういう様々な感情と一つ一つ向き合っていかなければなりません。

人生でこれほど辛い時期は、そうないかも知れません。今の自分がとても大変だということを認めて、周りの家族や友人、あるいは第3者の手を借りてでもサポートしてもらうようにしてください。

そして、少しずつ、大丈夫だという感覚を自分の心に拡大していきましょう。怖れや不安よりも、心が安心・肯定の領域にとどまれる時間を増やしていけたらいいですね。

別居中だからこそいいことは何でしょうか?別居中のメリットに目を向けてみましょう。

  • ビクビクオドオドしないで気持ちがラクでいられる。
  • 夫の食事に気遣わなくていいので時間に余裕ができる。
  • 実家の両親にお世話になる場合、両親と子どもの絆ができるし、自分は家事や育児の負担が減り余裕ができる。

両親と同居することで、すっかり忘れていた幼い頃の自分の心の傷を再発見したり、未解決なままだった感情を素直に伝えて、長い間心の片隅にあったわだかまりが消えて癒された、という方もたくさんいます。

別居している状態を不完全だと思うのではなく、いい方向に捉えることで、心が前向きになり、ご主人と次に会ったときに笑顔で落ち着いて話せるようになります。  

2.どんな状態でも幸せを感じる自分になること。

人は、明るく幸せな波動に吸い寄せられるものです。

「あなたがいないと不幸だ」「早く戻ってきて」・・という依存的な波動や、「あなたのせいで」・・という被害者意識を感じると、戻りたくないと感じてしまいます。

早く別居を解消することばかりに執着せず、自分の心の状態を整えることが重要です。  

3.愛情と関心を伝えること。

例え別居になったとしても、あなたのことを気にかけていますよ、というメッセージを送り続けることが大切です。

そもそも、別居したいと思ったのも、「妻に愛されてない」と感じて、だんだん気持ちがなくなったり怒りがわいてきたり、他の女性に走ってしまった・・というケースも多いのです。

だから、離れてしまった心の絆を取り戻して関係修復するには、心の距離を縮めるための行動を続けることが大切です。

でも、すがるような愛の伝え方や、相手の気持ちを考慮せず一方的な押し付けになると、相手は重いと感じてしまいます。怖れや不安、執着から伝えるのではなく、本当の愛と関心を動機として伝えていきましょう。そのためには、まず自分自身にしっかりと愛情を注いであげることが必要です。愛情のコップがいっぱいになれば、自然とあふれて相手への愛のエネルギーがわいてきます。

別居から再同居、そして復縁への道

別居してから再同居にいたるには、いろんな過程を経ていくと思います。

でも最終的に再同居に至る決め手は「やっぱりこの奥さんがいい」と思えることですよね。

別居中に、あなたが新しく生まれ変わり、LINEやメール、電話でのやり取りや直接会ったとき、「なんか昔の妻じゃないな」とパートナーに認識してもらうことが修復の早道です。

反対に、ビクビク・オドオドした態度や、反対に攻撃的な態度、今の宙ぶらりんな状態に対する不満や不安を吐き出すこと、会うたびに別居解消を促されることは、あなたへの不信感を増幅させることになります。

なので、別居期間はじっくり自分と向き合って、自分を愛し、精神的に自立し、自分を磨く期間ととらえてください。  

また、直接会うことができない場合は「いくら自分が変わっても意味ない」と思うかも知れません。 でも、夫婦は潜在意識の奥深くでつながっています。全く会っていなくても、こちらの心が変わったときに、不思議と夫から連絡があって会うことになったり、突然前触れもなく夫が戻ってきて再同居になった・・というケースはたくさんあるのです。

別居することで、お互いの必要性や愛情を再認識できたなら、この期間は二人の絆を高めるための期間だったと思えるでしょう。  

 

カウンセリングでは、別居中の心の整え方やパートナーとのコミュニケーションの取り方、再同居への道のりまで、丁寧に寄り添ってサポートしていきます。  

 

 

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