「夫婦喧嘩は犬も喰わない」ということわざがあります。
夫婦のケンカは犬も見向きもしないほどの取るに足りないことが
原因で起きるものだから、放っておけばいい、という意味で使いますよね。
でも、犬も喰わないこのささいな夫婦喧嘩が、
子どもの一生を左右するような
大きな衝撃を与える事件になりうるのです・・
お父さんとお母さんが自分の目の前で争いあっている・・
これは子どもにとって、どういう意味を持つか・・
ある教育学者はこう表現していました。
「目の前で命の危険を感じるような戦争が起こっている状態」
シリアの内戦を想像してみてください。
平和だった村に砲火が飛んできて、
目の前で家が壊され、火にまかれ、
村の人々が倒れていく・・
あまりの恐ろしさに、声も上げられず、
泣き叫ぶこともできず、涙をためて
呆然とたちすくんでしまう・・
そんな恐怖心を、子どもは感じるというのです。
お父さんとお母さんは、幼い子どもにとって、
世界の全てです。
その世界がまっぷたつに分かれて争っている・・
これは子どもの無意識にとても大きな衝撃を与えます。
「この世界は安心できない」
という人生観を作ってしまうかも知れません。
だから、今からでも、子どもの前では絶対ケンカを避けようと
決めてくださいね。
夫婦ゲンカそれ自体は、絶対いけないものではありません。
全くケンカをしない夫婦よりも、時々軽くケンカをする夫婦
のほうが離婚率が低いことも分かっています。
ただ、ケンカはうまくやらないといけません^^
あなたのおうちではケンカはどんな感じでやりますか?
いつもお互いが極度に感情的になる、
堰を切ったようにひどい言葉をぶつけ合う・・
こんなケンカの場合、
よく自分と向き合ってみる必要があります。
夫婦喧嘩のときにどんな言葉が飛び交っていますか?
「どうせ、あなたは私に関心なんてないんでしょう?」
「いつもオレのこと無視してるじゃないか!」
「あなたってどうして自分のことばかり考えてるの?」
「一度だってオレを立ててくれたことあるか?」
・・・
夫婦喧嘩のときに飛び交っている感情的な言葉・・
それは、パートナーに言っているようで、実は
自分のなかのインナーチャイルドの叫びかも知れません。
幼い頃のあなたがお母さんに言いたかったことかも知れません。
ケンカになるたびに夫に対して湧き上がってくる思い・・
それが、あなたが両親との関係のなかで、自分が創った
「人生の設計図」なのかも知れません。
夫婦の問題を根本から解決するためには、
親子の問題から解いていく必要があります。
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