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私たちは人生を生きている間に様々な感情を味わいます。

うれしい、満たされている、うきうきする、力がみなぎる、心地よい・・といったポジティブな感情、

悲しい、みじめだ、つらい、不安だ、苦しい、孤独だ・・といったネガティブな感情も・・

どんな感情も、その感情自体には良いも悪いもありません。

 

でも、私たちはネガティブな感情を感じるときは痛みを伴います。

そして、できればその感情を避けたいと思ってしまいます。

人によって、感情の避け方はいろいろあります。

 

マーシー・シャイモフはその著書「もっと脳にいいことだけをやりなさい!」で、

強い感情を回避するための「3つの逃げ道」を紹介しています。

1.起こったことを分析する。

2.いい子ぶって「神さま」頼みをする

3.自分の心を「何も感じない」ようにする。

 

まず、1.起こったことを分析する・・

「何が起こったか、だれが悪いのか、どうして自分は苦しまなければ

いけないのかを繰り返し考えること」です。

つらいことがあったときに、「自分はどう感じているのか」と自分の心を見つめることをせず、

原因を探る、どう対処するかを考えるなど、「思考」にフォーカスしてしまうのです。

 

それで誰かに怒ったり、抗議するなどの行動を起こすことはありますが、

感情には目が向けられないので、気持ちはいつまでもすっきりしません。

 

2.いい子ぶって「神さま」頼みをする

「心の奥で生々しい感情が湧き出ているのに気づかず、

道徳的教訓や高次元の教えに一気に飛び込むこと」です。

 

つらいことがあったときに、

「これは私を成長させてくれるいい機会だわ」

「なにか私にとってプラスにつながるに違いない」と

誰かの名言やスピリチャルな教えを取り出して片づけてしまうのです。

 

もちろん、最終的に自然にそう思えるのならいいのですが、

その前に自分の感情と向き合わず、意味づけをして

無理やり自分を納得させようとしているので、自分の感情は

置き去りにされたままです。

 

3.自分の心を「何も感じない」ようにする。

感じるとつらいので、感じないようにすることです。

身を固くして鎧をまとい、感情を遮断するかも知れません。

あるいは、その感情を感じなくて済むように、特定の物、人、行為に

逃げ込むかも知れません。

 

勉強やスポーツをがんばったり仕事に夢中になったりして、

優秀になることでその感情を忘れようとする人もいれば、

 

お酒、セックス、ギャンブル、ドラッグ、買い物などの行為で

その感情を紛らわそうとする人もいます。

後者は特に深刻な依存症につながります。

 

あなたは感じたくない感情があるとき、

どの逃げ道に逃げ込んでいるでしょうか?

 

自分の感情をしっかり受け止めず、ごまかしたり逃げたりしていると

どんどん自分自身を見失っていきます。

 

 

感情はなかったことにされると、なくなるどころか、

自分の中でどんどん膨れ上がってきます。

 

そして、物事は複雑にこんがらがっていき、

人間関係がこじれてしまう原因にもなります。

 

 

どんな感情でも、その痛みにだまされず、善悪の判断をせず、

ただあると認めて味わってみましょう。

感情は味わうと消えていきます。

 

人生は、様々な感情を味わうためにあるのです。

 

 

 

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