夫婦円満のためには日頃から笑顔を大切にし、お互い愚痴や小言はできるだけ減らして、気持のいいコミュニケーションを心がける・・これは誰もが実感していることですね。
でも、長いあいだ一つ屋根の下で暮らしていると、不満の一つや二つは必ずでてきます。
子どもがいれば、育児に関することで意見がぶつかることもあるでしょう。
そんなとき、険悪なムードになるのがいやで、言いたいことが言えず我慢してしまう人もいらっしゃいますが、夫婦の関係でどちらか一方が我慢するというのは、幸せにはつながりませんよね。
あなたに直接影響しないような小さなことならまだしも、あなたがストレスを受けたり長期間イライラするようなことであれば、目をつぶってやり過ごすのは賢明な方法とは言えません。
我慢をしていると、あなたの不満がなくなるどころか、いつまでも消えません。
それが嫌味や皮肉な態度に出てしまったり、溜め込んだものが後で一気に爆発してしまったり、ストレスが体や心の健康を蝕んだり・・・と、いつか必ずいびつな形で表面化します。
そうなる前に、自分の気持ちは溜めないようにきちんと相手に伝えましょう。
また、あなたが我慢していると、彼はあなたの思いに気づくことができません。
あなたが不満に思っているとは気づかずやっているのかも知れません。
あなたがきちんと気持を伝えることで、彼も気づくことができます。
たとえ、そのときはちょっぴり気まずくなったとしても、長期的に見れば、まっすぐ伝える方がずっといいのです。
それでは、相手にうまく不満を伝えるには、どうしたらいいでしょうか?
1.イライラや怒りの向こうにある、自分の気持ちをしっかりつかむ。
不満があるとき、たいていは怒っています。
でも、「怒り」はほとんどの場合、「悲しい、寂しい、つらい、がっかり、不安」などの感情の裏返しなのです。
「私は怒っているんじゃなくて、何を感じているんだろう?」と考えてみてください。
自分の気持ちをきちんと把握することが大切です。
2.「私は~~」と自分を主語にして、気持を伝える。
「私は・・・だから寂しい」「私は・・・なので悲しかった」と伝えます。
間違っても「普通はこうするものでしょ」「あなたはどうして・・なの?」というような言い方はしないこと。
「世間一般の常識」や「正しいか間違いか」ではなく、あなたの感じていることを伝えましょう。
3.相手にどうしてもらいたいかを伝える。
気持を伝えただけでは、彼はあなたにどうすればよいのか、察するのは難しいことです。
具体的に、どうしてほしいのかを伝えましょう。
4.相手への愛情や感謝したいこと、謝りたいことを伝える。
不満を伝えるのは決して相手を打ち負かしたり批判するためではなく、相手との関係を良くしたいためです。
それが彼にも分かるように、フォローの言葉を添えましょう。
口で伝えるとつい感情的になってしまう場合は、手紙やメール、LINEで伝えるほうが
うまくいくかも知れません。
相手にうまく伝わるように時間をかけて冷静に言葉を選ぶことができますしね。
例えば、ご主人が自分に内緒で高価な釣り道具をセットで買ってきて、あなたが
「こんな高いものを何の相談もなしに勝手に買ってきて・・・」と腹が立ったとしましょう。
あなたの本当の気持ちは
「私に一言も言ってくれなかったことが、妻として大事にされていないようで寂しかった」のかも知れません。
そして
「何でも夫婦で話し合っていきたいのに、何も相談してくれないかと心配」なのかも知れません。
そして願っていることは
「大きな買い物をするときは、事前に私に話して欲しい」ということかも知れません。
これをまとめればこんな感じになりますね。
「○○さん、あなたが昨日釣り道具を買ってきたとき、私がいやな顔をしてしまってごめんなさい。
あなたの唯一の趣味で、釣りは大切なリフレッシュになることは分かっているし、応援したいわ。
でも、その前に私に相談してくれなかったことが、私は妻として大事にされていないようで、寂しく感じてしまったの。
これからずっと一緒に生きていくのに、大切なことを共有できないんじゃないかって不安になったの。
あなたが私の気持を理解してくれて、これから大きな買い物をするときは私に一言相談してくれたらうれしいです。
いつも家族のためにがんばって仕事をしてくれてありがとう。」
私の気持を押さえ込んだりごまかしたりせず大切にすると同時に、相手の気持にも気を配る伝え方です。
私もOK、あなたもOKのコミュニケーションで、幸せな夫婦関係を築けるといいですね。
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