結婚相手は、恋愛経験の多い人がいいか、少ない人がいいか?
というアンケートがありました。
女性は「自分と同じくらいがいい」と答えた人が46%、
「自分より恋愛経験が多い人がいい」と答えた人が26%でした。
反対に、「自分より恋愛経験が少ない人がいい」と答えた人は
11%しかいませんでした。
恋愛経験の豊富な男性の方が女性の気持ちをよく分かってくれ、
会話も上手で、リードしてくれそう。
また、独身時代にある程度遊んだ男性の方が家庭を持ったら落ち着くんじゃないか、と思うようですね。
結婚とは人生を左右する、一世一代の賭けのようなもの。
だから結婚前にいろんな人と付き合ってみて予行練習をしておくのがいいという意見も聞かれます。
しかし、リトアニアの心理学者レグカウスカス氏の調査では、
男女ともに「結婚前の交際人数が多い人ほど結婚後の満足度は
低く、交際経験のない人ほど満足度が高い」という結果が得られました。
これは、「恋愛の経験は結婚生活に役に立たない」ことを物語っています。
恋愛経験を積んで得られる会話のテクニックやスマートな身のこなしなどは、結婚生活を長続きさせるための重要な要素にはならないのです。
恋愛しているときは、自分の良いところだけを見せようとするし、相手の気に入るところだけをみようとしますが、
結婚生活ではそうはいきません。いいもの、悪いもの全てを見せ合い、お互いに責任をもっていかなくてはなりません。
夫婦関係に重要な影響を与えるのは、お互いの価値観や
心の持ち方、セルフイメージなど、より深い内面の世界です。
恋愛しているときにはさほど気にならなかった問題が、
結婚して夫婦になると表面化することもあります。
結婚は単なる個人と個人の出会いではなく、
お互いの家系を背負うことになるからです。
お互いの先祖から引き継いだ課題を完成させる代表選手
が、夫婦なのです。
だから、結婚する前にやるべきことは、
恋愛経験を積むことではなく、
「一人の男として、一人の女として、自立した人間に成長すること」なのです。
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