mother-84628_640

夫婦問題の背後には親子問題がある、と

いつもお話していますが、

親、とくに母親がどういう人で、どういう風に関わってきたか、

ということが、その人の性格に多大な影響を与え、無意識の

うちにその人の人生の脚本を創ってしまっています。

 

父親と母親がいつも仲良く、

お互いが健康な精神の持ち主で、

無条件の愛情を注いでくれたなら、

子どもは自由でのびのびと、自分の気持ちを

表現し、ありのままの個性で生きれるでしょう。

そして自然な形で大人になることができます。

 

しかし、

親自身が心が不安定で不健康な場合、

子どもはありのままの自分ではいられません。

 

自分の思い通り支配しようとする親、

ヒステリックでいつも不機嫌な親、

心配性で過保護な親、

いつも夫婦喧嘩の耐えない親、

 

このように心が健康でない親だった場合、

そんな親のもとでもなんとか生きていくために、

子どもは自分の心に鎧を着せます。

 

その鎧の種類は

「従順」、「優秀」、「反抗」、「遮断」、「逃避」

などがあります。

 

以下、ひとつずつ説明していきますね。

 

1.従順な鎧

親の言うことを素直に聞き、期待に応える「いい子」になることで、

いつも相手の顔色をうかがって自分の気持が分からない。

人当たりがよく他人が自分に何を期待しているかを敏感に察知するため喜ばれるが、

他人の言いなりになってしまい、自分を抑えているのでストレスがたまったり恨みになったりする。

人の目を気にするため大胆な行動はできない。

 

2.優秀な鎧

勉強やスポーツなどレベルの高いことをがんばることで心のバランスを保とうとする。

自分に厳しく努力家なので、いわゆる成功を手にすることが多いが、

心の中ではいつも不安や焦りがあって、幸せを感じられない。

 

3.反抗の鎧

親の言うことを聞かず反抗することで心のバランスを保とうとする。

言うとおりにすると支配されるんじゃないかという怖れを持っている。

先生や上司など目上の人には無意識に敵意をもち、反抗的な態度をとってしまう。

対等な関係でも他人を敵か味方かで捉え、たびたび人間関係でトラブルを起こしてしまう。

自分に対してもネガティブになりやすい。

 

4.遮断の鎧

自分と親との間に壁を作ることで心のバランスを保とうとする。

自分の世界に閉じこもって内面に集中するため、

何か一つのことでプロ級になることがある。

しかし他人に無関心になるので、親密な人間関係が築けない。

 

5.逃避の鎧

笑わせたり、ふざけたりすることで親の気をそらす役割をする。

周りからは明るく楽しい人だと思われるが、本人は一生懸命

気を使ってやっているため、自分の気持ちが分からなくなる。

深刻な問題が起こったとき、真正面から向き合えないで逃げてしまう。

 

 

世の中で成功する人間になることも多いのですが、問題は

心が不健康な親に対処して苦しい家庭環境を生きるために

つけてしまった鎧なので、本当の自分とズレがあります。

どこか無理をしているために、ひずみが出てきます。

 

その歪みが、アルコールやギャンブルなどの依存症や

浮気・不倫、モラハラ、暴力、引きこもり・・といった

様々な形で現われてきたりします。

 

結婚生活においても夫婦が葛藤する原因になります。

 

この鎧は、大なり小なり誰もがみんなどれか一つ、

あるいはいくつかを重ねて着ているでしょう。

だって、世の中に完ぺきな親はいないのですから。

 

鎧を脱いで、ありのままの自分自身に戻れたら、

ずっと軽く、自由でエネルギーにあふれる

人生を送れるはずですよね。

 

あなたはどの鎧をつけているか、

ご主人はどの鎧をつけているか・・

これを見つめることで、全く不可解と思われるご主人の

気持が見えてきます。

 

どうして、心の鎧をつけちゃったんだろう・・

心の鎧を脱ぐにはどうしたらいいか・・

その方法が分かれば、夫婦修復に解決の光が見えてきます。

 

 

●初回セッションのお申し込みはこちら●

●無料メール講座のご登録はこちら●

 

応援クリック、ありがとうございます。

夫婦恋愛 ブログランキングへ