江戸時代、浦賀の沖にはじめてペリーの黒船がやってきたとき・・
多くの人々は黒船が見えなかった、という話があります。
それまでの日本では考えられない、蒸気で走る大きな船を、日本人は認識できなかったために起こった現象です。
人間は認識できないものは、目の前にあっても見えないことがあるのです。
目では見ているけれど、脳にインプットされていないのですね。
同じように、人間は、
「ない」と思い込んでいると、あっても見えないのです。
クライアントさまのkさんは、夫といつも激しいケンカをくりかえしていました。
親子関係を聞いてみると、お父さんとはほぼ絶縁関係。
お母さんが、お父さんのことを「いつも自分のことしか考えていない」と言っていたそうです。
そして幼い頃、お父さんに傷つくことを言われたことで、
「お父さんは私のことをまったく考えてくれない」と思っていました。
お父さんへの思いを、そのままだんな様に対しても抱いてたのです。
幼い頃のお父さんの思い出をひとつひとつ紐解いていくと、
実は、お父さんがkさんにしてくれたことがいっぱいあったことがわかりました。
お父さんに、愛はない、と思い込んでいたから、愛があっても見えなかった。
ないことだけ見えて、あることは見えなかったのですね。
自分のなかにどんな思い込みがあるか?が分かったら、
見えている世界が変わります。
私のカウンセリングでは、親子関係をひも解きながら、間違った思い込みを見つけだしていきますよ^^
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