夫や子どもとの関係がうまく行かないときや、
自分が直面している苦しい現実にぶつかったとき、
「どうして自分はこうなんだろう？」と悩むことがあります。
生まれた時に先祖から受け継いだ運命、
親とのかかわりあい、
育った環境や過去の経験・・・
さまざまな要因によって「今の私」があります。
その私が「本当の自分」だと思って生きていますが、違います。
本当の自分は神さまが与えたすばらしい個性を持っていて、
もっとまっすぐで輝いているはずです。
「本当の自分」に戻っていくためには、「自分の人生は自分が創る」と
いうことをはっきり自覚しなければなりません。
７つの習慣で有名なコヴィー博士は、
人間には、人間だけが持つ４つの独特な力がある、と言います。
その４つの力とは・・
１、自覚
２、良心
３、想像
４、意志 です。
「自覚」については、このブログでもたびたび触れていますが、
自分の考えや行動、生き方を客観的に見つめる力です。
客観的に見つめることによって、自分自身に気づくことができます。
気づいたら、それを変えていくことができます。
「良心」は、道徳観や内なる声、と言い換えることもできます。
自分の取る選択や行動が、愛のあるものか、善であるか、美しい
かどうか・・これを判断する力です。
人は誰でも良心があります。良心の働きによって、より善なる
もの、愛あるもの、美しいものを志向し、自分の行動を変えて
いくことができます。
「想像」は、過去や現在の自分とは全く違う姿を思い描く力です。
潜在意識は自分が強く思い描いたイメージのとおりに、現実を引き
寄せますから、あなたのなりたいイメージを想像することで、思い
通りの未来を創造することができます。
「意志」は、行動を起こす力です。自分が「こうなる！」と決意して、
今までのパターンと違う行動を起こすことによって、あなた自身の
人生を切り開いていくことができます。
この４つの力を使うことで、ある出来事や相手の言動などの刺激に
惰性的・衝動的に反応するのではなく、主体的に受け止めたり、
解釈することができるようになります。
無意識に自分の中に出来上がったルールに縛られず、本当の自分が
望む生き方をすることができます。
どんな運命を持って生まれたとしても、
どんな風に育てられたとしても、
神さまが与えられた４つの力を使えば、
人はいつでも、変わりたいと思ったら変わることができるし、
自分の願う人生を創っていくことができます。
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