旦那さんが離婚したいと言っていて、奥さんがもう一度関係をよくするためにいろいろな努力をするものの、彼の気持ちが変わらない場合・・  

大きな選択肢に迫られますよね。  

 

それでも関係修復のための努力を続けるか?

それとも彼の主張を受け入れて離婚するか?  

 

この人と一生添い遂げる覚悟で結婚したのですから、簡単に答えの出るものではありませんよね。  

 

カウンセラーに相談しても ある人は「執着を手放して離婚したほうがいいですよ」というし、別のカウンセラーは「最後まであきらめないで修復の努力を続けましょう」と言う・・  

 

カウンセラーとしても、相談者様の人生で最大ともいえる大きな問題であるがゆえに、様々なシミュレーションをしながら寄り添っていかざるを得ません。  

 

どれが正解というのもないし、お二人の性格、事情、環境などによって千差万別の答えがあると思います。

 

旦那さんの本当の気持ち、奥様の心の状態、現実問題(子供の養育、経済的なこと)、夫婦の関係性、修復の可能性など、多角度から検討する必要がありますよね。  

 

私が重要視しているポイントは、次の通りです。  

1.旦那さんの本当の気持ちはどうなのか?

「離婚したい」と言う旦那さんですが、その心のうちにあるものは様々です。

  • 奥さんといると調子が悪くなってしまうほど、嫌悪感があるのか?
  • 長い間の妻の態度や言動を見て「愛されてない」と結論付けたからなのか?
  • 妻の愛情が子供にばかり注がれているような気がして寂しさに耐えられなくなったのか?
  • 深く考えずに結婚したけれど、実際一緒に暮らすとイヤな部分ばかり目につき、自由もなくなり、一人の方がよかったと思っているのか?
  • 妻が依存的でガミガミ言われたりコントロールされている感じがして、ほとほと嫌気がさしているのか?
  • 夫本人も無自覚だが、人生全般に行き詰っており、夫婦関係はそのうちの一部分なのだが、離婚さえすれば何か明るい未来が開けるんじゃないかという気がして、離婚にこだわっているのか?

 

本当にいろいろなケースがありますが、旦那さんの表面的な言葉や態度と、本当の気持ちが食い違っていることが多いので、この見極めが大切ですね。  

今は「離婚しかない!」と言っている旦那さんも、イヤだと思っている奥さんの言動が変わったり、ちゃんと愛されていることが確信できれば、戻る確率は高いですよね。  

 

次に、考えることはこれです。

2.奥様の心の状態

夫が離婚したいというのに、修復しようとするのは、ただの執着なのかも・・と悩まれる方が多いです。  

 

もし上記1で旦那さんが本当に妻に愛情が無くなった状態だということが確かなら、離婚する方が旦那さんは幸せになれるだろうと思うなら、手放してあげるのがいいかも知れません。  

 

本来、夫婦をつないでいるのは愛情しかないですよね。愛の属性の一つは「自由」です。愛は決して相手の自由を奪ったり相手の気持ちを無理強いしたり、コントロールするものではありません。

 

でも、だからと言って、自分の心が本当い納得できていない状態で、べき、ねば思考で無理に手放そうとすると、後々自分の心が壊れてしまうかも知れませんよね。

 

その場合は、自分に少し時間を上げましょう。 「今の私は確かに愛ではなく、執着だ。でも今はまだ手放す勇気がないんだなあ・・」という風に、自分の心の状態を把握したうえで、そういう自分を受け入れてあげましょう。

執着している自分はダメだ、とジャッジしないで寄り添ってあげていると、自分の心がまた変化するかも知れません。  

 

夫にこれ以上嫌われたくない、などの恐れから、自分の心を押し殺して離婚に踏み切ってしまうと、その後も彼とこの結婚に対する恨みや怒りが心の中で消化されないまま、膿んでしまいがちなので、やはり自分の心とよく対話することが大切ですね。  

 

そして、次に無視できないのが、これです。

3.修復の可能性

  仮に旦那さんが本当は妻のことが好きで、でも愛情の裏返しで妻を憎んだり、浮気をしたり、モラハラしている場合・・

 

奥さんが忍耐強く愛情を伝えていけば、いつかは何かのきっかけで元のよい関係に戻る可能性はあります。

でも、その期間を耐えるだけの力量が奥さんにあるかどうかも、重要なポイントですよね。  

 

旦那さんの生まれ育った環境や先祖代々の心の習慣性などで、あまりにも性格や受け止め方にゆがみやねじれが大きい場合は、奥さんの努力だけでは改善が難しい場合もあります。

彼があまりにも自分の心に向き合うことが難しく、すべてを奥さんのせいにしている場合も、なかなか修復の努力の結果が見えないことが多いですよね。  

 

その場合は、妊娠・出産の期限、お子さんのことなども考慮しながら、また選択していくことになりますね。

 

上記であげた3つのポイント以外にも、さまざまなことを考慮しながら、これからの方向性を選択していきます。

 

大きなご縁があって結婚したお二人ですから、今起きている問題は乗り越えられる、そして自分の成長につながるという確信をもって望んでいきたいですね。

 

そしてもし離婚を選択するのであれば、怒りや恨みを残さず、自分にできることはすべてやったというすがすがしい気持ちと、この結婚に対するプラスの意味付け、できれば相手への感謝や祝福する気持ちになれるように、自分の心と向き合ってくださいね。

 

やはり自分一人でこの人生の岐路に立つのは困難なことが多いので、専門家の助けを借りて、十分に納得できる選択をされることをお勧めします。

 

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