態度が急変する夫

急に離婚を言い出したり、

家を出て行ったり、

妻を無視して自分の部屋に閉じこもったり・・

 

突然人が変わったようにこういう行動をとる旦那さん。

だけどその割には離婚を本気で考えている様子でもありません。

 

仲いいときはいいのに、数か月に一度、周期的に繰り返される旦那さんのこうした行動に、振り回されている妻は少なくありません。 

 

カウンセリングで詳しいお話をお聞きすると、旦那さんのこういう態度の急変の前に、何らかの原因があったことが分かります。

例えば、

  • 妻が他の男性と電話したり、会ったりしていた。(プライベートではなく、仕事上の関係でも)
  • 妻が仕事のことや育児のことで悩み落ち込んでいた。
  • 妻がとても忙しくて、夫のことをかまってあげられなかった。
  • 妻が夫に「もっと~してほしい」「なんで~してくれないの?」と不満を言っていた。  

 

どうしてこんなことぐらいで・・?と思うようなことに、旦那さんが敏感に反応して態度を急変させているのです。妻としては理解できないですよね。  

ささいなことで、不安定になり、妻との関係を不信し、ぐらついてしまう旦那さん。

実は「愛されていると信じてはいけない」というビリーフが無意識にあるのです。  

愛情が信じられない

旦那さんが幼いころ、両親との間でこんなことがなかったでしょうか?

  • 抱きしめてもらう、頭をなでてもらう、おんぶしてもらうなどのスキンシップがあまりなかった。
  • 親が忙しくてあまりかまってもらえなかった。
  • ガミガミ叱られたりあまり褒めてもらえず、自分はこれでいいと思えなかった。
  • 幼いころ、両親が離別したり長期入院、単身赴任、親せきに預けられるなど、突然親と会えない状況になった。
  • 虐待やひどい体罰があった。
  • 身の回りの世話はちゃんとしてもらったが、気持ちに寄り添ってもらうということがなかった。

人間は幼い頃に「どんな自分であっても、親に無条件愛され、受け入れてもらえている」という確信を持つことで、人との関係性において安心感や信頼感を持つことができます。

なのに、上記のようなことがあると、愛情は怖いもの、いつ傷つけられるか分からないと感じて、愛を受け取ることが怖くなってしまうのです。 愛情面でとても傷ついてきたのですね。

 

専門用語でいうと、愛着障害の不安型と回避型が入り混じっているタイプです。

べったり愛されたい不安型と、人との関係を避けて自分の殻に閉じこもりがちな回避型が同時に存在するので、愛情は強烈に求めているのに、同時に愛情を受け取ることに怖れを感じてしまいます。

妻から見ればいったい、好きなのか嫌いなのか、一緒にいたいのかいたくないのか、まったく分からない‥と言う態度や行動をとってしまうのですね><  

本当のところは、妻を愛しているのに、だからとても気にかけているのに、愛を信じられないのです。

あまり近づいたら、傷つけられる。結局は見捨てられる・・という恐れが根底にあります。

根気よく愛情をかけてあげよう

だから、妻が近づきすぎると怖くなって逃げだしたくなるし、でも妻の愛情と関心は欲しいので、かまってもらえないと寂しくなってしまうし、妻が他の男性と会話したりすると、「見捨てられるのでは」という恐怖感が襲ってきて、いても立ってもいられず、傷つけられる前に自分から別れを切り出したりします。

 

本当に扱いに困ってしまいますよね^^;;

旦那さんのこういう心理をよく理解しないと、訳が分からなくなって周期的に繰り返される態度の急変にほとほと疲弊してしまうかも知れません。

 

でも、相手の心理が読めれば、自分がどうするかが分かるので、うまく対処できますし、だんだん上手に対処できるようになります。  

何よりも妻自身が精神的に自立することが大事です。この旦那さんに寂しさを埋めてもらいたい、望む愛情を欲しい、と願うのは実際問題、難しいからです。  

 

だからといって、このような不安定さが一生続くわけではありません。

幼い頃のトラウマが消えて、愛を信じてもいいんだということが感覚的に分かってくると、落ち着いて来るでしょう。

 

妻が一貫した愛情を持って旦那さんの心の傷が癒えるまで、長い目で愛情を持って忍耐強く見守る姿勢が必要ですね。妻自身が、不安定な愛着スタイルを持っているなら、幼い頃の心の傷と向き合って、自分自身の愛の欠乏感を満たしてあげることが最も大切です。

 

 


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