キレる妻が増えているというニュースが聞かれるようになって久しいですね.

 実際、ここ数年の夫の離婚したい理由の上位には必ず

「妻が怖い」「精神的虐待を受けた」という内容が入っています。  

 

ご主人にいきなり離婚を切り出された原因も

「いつもヒステリックにガミガミ言われる」

「いつも不機嫌だった」

「休日もちょっとしたことで責められるから、居心地が悪い」

「帰宅するのが怖い」

・・という内容が大変多いです。    

 

 

エスカレートしてくると、

  • モラハラや暴言を吐いてしまったり
  • 夫に笑顔を向けることさえしゃくに触る。
  • イライラが止まらなくて手まで出てしまう。
  • いつも怒鳴るような口調で言ってしまうか、無視する。 

・・といった状態になります。

 

 

では、どうして夫にイライラしてしまうのでしょうか?  

次の2つの理由が多いと思います。

 

一つには 「自分の枠からはみ出る行動を夫が取る。」

また日曜なのにスマホばかり・・

またこんなとこに放っておいて・・

というイライラですね。

 

もう一つには 「夫に気持ちを分かってもらえない。」

これは誰もが実感することではないでしょうか?

 

それでは、詳しく見ていきましょう。

自分の枠からはみ出る行動を夫が取る。

 妻の方にマイルールがあるが、それを夫と合意できていない場合です。

妻の脳の中では「これはこうすべき」という枠があって その枠から夫が外れると腹が立つのですね。  

赤の他人なら我慢できるのですが、一番近い関係では 強く出てしまうのです。    

 

例えば、 「ほら、こんなところにこれを置かないでって言ったじゃない!!」  

妻のルールでは「これは〇〇に置くべきもの」なのですが  

夫はそのルールを知らないか、または知っていても、納得していないのです。    

 

この場合は、自分の「べき、ねば」という枠が妥当であるかどうか?   を吟味したうえで、妥当であれば   夫の合意を取り付ける必要があります。  

一方的に「これは〇〇してね」と通告し従わせようとするのはNGですね。  

あくまでもご主人も気持ちよく納得できるように折り合っていく必要があります。    

夫に気持ちを分かってもらえない。

  自分の言ったことを夫がちゃんと聞いてなかったり 数日前に伝えたことを夫が忘れていたり、 夫がとんちんかんな反応をしたりすると   怒りがふつふつ沸いてくること、ありますよね。    

でもこの時のあなたが感じる感情は本当に「怒り」でしょうか?  

そのもっと奥には「寂しい」「がっかり」という感情が隠れていませんか?  

 

分かってほしい、理解してほしい、気持ちを受け止めてほしい・・   という欲求は人間なら誰しも持っているものです。    

でも、男女のあいだではこの気持ちの疎通がうまく行かないことのは世界共通の悩みですよね。

男性は本当に気持ちを汲み取る、共感することが苦手なのです。   

 

でもその時に強い怒りが湧いて怒りが止まらない場合は、 自分を理解してあげる必要があります。    

 

あなたは幼い頃、お父さんやお母さんに気持ちを受け止めてもらえていたでしょうか?

子供は大人に気持ちの伝え返しをしてもらうことで、自分の気持ちを掴めるようになります。

 

・近所の友達と遊んでいてケンカになり、泣いてお母さんのところに走っていくと

「あら、お友達とケンカしたのね、悔しかったのね」と言われて、 自分の感じている気持ちが悔しいというものなんだと分かる。  

 

・街で犬に急に吠えられてびっくりするとお父さんが「びっくりしたね、怖かったね」と言われて、自分が今びっくりしたんだ、怖かったんだ、と分かる。  

人は誰かに気持ちを受け止めてもらうことで、安心します。    

 

ところが、両親との間でそういう経験が少ないと、「分かってもらいたい」という欲求が満たされないまま大人になります。  

そして結婚してから、パートナーにその欲求を強く満たしてほしいと思うのですが、それが満たされないと悲しみや失望が怒りに変わってしまうのです。    

夫にキレなくなるためには

  キレるのを止めるには、自分の気持ちをよく掴むことが何よりも大切です。  

「あ、今、私はこうして欲しかったのにこうしてもらえなくてがっかりしているなあ」

「あ、今、私は共感してもらえなくて寂しいんだなあ」

・・という風に、自分の気持ちをつかんでそれを言葉にすることです。  

 

気持ちは言語化されるとすっと収まっていきます。    

 

でも、  

  • 自分の中に生じた感情を自分が観ようとしない。
  • モヤモヤしたものを言語化できない。
  • 相手にそれを伝えられない。  

・・すると、どんどんマイナスエネルギーが大きくなってしまいます。  

相手に嫌悪感が溜まっていき、 ある時怒りが爆発して、暴言や暴力など、取返しのつかない行動に出てしまったりします。  

気持ちを掴んで表現しよう

 夫にイラっときたとき、まずは自分に質問してみましょう。  

「私は今なんでイラっと来たのかな?」

「本当に感じている気持ちは怒りじゃなくて何かな?」  

本当に気持ちはたいていの場合、悲しい、寂しい、がっかりした、怖い、不安だ・・などです。  

 

気持ちをつかめたら、今度はそれを「私」を主語にして夫に伝えてください。

  「私はちょっと寂しく感じたわ」

「こうしてもらえないと私は不安になってしまうんだよね」という風にです。  

「あなた」を主語にすると、どうしても責めモードになってしまいます。    

 

夫に「分かってもらえない」と感じているとき、 実はあなた自身があなたの気持ちを分かってあげていない時です。  

あなたが自分の気持ちをちゃんと掴んであげ、それを相手に伝えることができれば 「分かってもらえない」という思いがだんだん消えていくのを感じるでしょう。    

 

いかがでしょうか?   夫婦の関係がまずくなるのは、ほとんどの場合、コミュニケーションのまずさが原因です。  

コミュニケーションのスキルは、難しいことはありません。 今までできていなかったとしても、練習すればできるようになります。  

ピアノを弾けなかった人も練習すれば弾けるようになるのと同じです。  

 

気持ちのいいコミュニケーションスキルを身に着けて、大切な人と幸せな関係を築いていきたいですね。

 

 

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