夫婦の心のすれ違いの9割以上は、コミュニケーションが原因だと言われています。
特に、女性が夫に感じる不満のナンバーワンはなんといっても「夫婦の会話がない」ということではないでしょうか?
人間には「自分の気持ちを表現したい」という欲求と、「自分の気持ちを分かってほしい」という欲求があります。
特に女性はこの欲求が強いですね。だから女性にとって会話というのは超大切なんですね。
で、夫婦の会話で妻が自分の気持ちを夫に伝えたとき、「なんか気持ちが伝わらないなあ・・」「なんかわかってもらえないなあ・・」となる原因はいくつかあります。
一つは妻の伝え方の問題。
もう一つは夫の聞き方の問題です。
妻の伝え方の問題
夫と会話するとき、ちゃんと気持ちを伝えているつもりで、実はとってもマズイ伝え方をしている方が多いです。
女性に多い、マズイ伝え方は
1.本当の気持ちでなく怒りを伝える
2.気持ちでなく思考を言う
の2つです。
例えば・・・
週末に家族でどこかに行く約束をしていたのに
夫が直前になって「上司にゴルフに誘われたんだ」と言ったとき・・
1番の怒りを伝えるタイプは
「どうして直前になって約束破るの?」となじったり
「もう知らない!」と、ヒステリーを起こしてしまいます。
こういう時の「怒り」って、本当の気持ちではなく
その奥には寂しい、悲しい、怖い、不安だ、がっかりだ・・
という感情があるんですね。
でも、女性自身も
自分が「怒っている」と思っていて、
その奥にある本当の感情に気づいていないことが多いですよね。
腹立つ、ムカつく、イライラする・・
そういう時は、この怒りはニセモノかも?と思って
「その奥にある本当の感情は何だろう?」と自問してくださいね。
次に、2番の思考を言うタイプの人は、
感情を押し殺して冷静に
「やっぱりあなたは仕事優先なのね」と言ったり
「息子には言いたい放題なのに、上司には逆らえないのね、あなたって」と嫌味を言ったりします。
感情の代わりに意見、理屈、主張、批判などを前面に出してしまうのですね。
1番、2番のいずれも
幼い頃に素直に喜怒哀楽を表現できる環境ではなかったことが原因ですが、
情的な方は気持ちを怒りに変えてぶつけることが多い反面、
知的な方は感情にフタをして思考に変えてしまうのですね。
では、素直に感情を出せば、どうなるでしょうか?
「楽しみにしていたのにがっかりだわ~」
「後回しにされたみたいでちょっと寂しいな~」
・・となりますね*^^*
こう言うと、自分の本当の気持ちをちゃんと表現するからすっきりするし、旦那さんの心にもすっと入っていくのです。
旦那さんが本当にゴルフに行ってしまったとしても、ちゃんと本当の気持ちを伝えたので、後を引かずに「もういいや」と切り替えられます。
また旦那さんにも
「ごめんね、今度埋め合わせするからさ」
と言ってもらえるかも知れません。
自分の伝え方のクセって
無意識にやってしまってるので
なかなか自分で気づくのは難しいですよね。
でも、気づけば変えられます。
自分の本当の感情に気づいてあげましょう。
夫の聞き方の問題
もう一つ、会話がうまくいかない原因は旦那さんの聞き方の問題です。
男性にとって会話はただの情報交換の手段だったりするので、女性の会話に対する思い入れをあまり理解できないかもしれません。
「会話がないじゃない」と女性が言うと
「でも俺、がんばって仕事してるじゃないか」
「家のこともやってるし」などと言います。
話を聴いてくれると思ったら、
共感するのではなく
すぐさまアドバイスして解決に持っていこうとするし・・
こっちの話をさえぎって自分の意見を一方的に説教するし・・
だから女性の不満は消えないままなんですね。
でも、
会話が苦手な男性にとって
相手の話をしっかり聞いて気持ちを受け止めて、共感するというのは
ドイツ語をしゃべれないのに「ドイツ語で話して」と言われているような感覚だそうなんですね^^;;
生物学的に傾聴や共感が難しい旦那さんに、満足のいく会話を要求し続けると、お互いがしんどくなってしまいます。
それよりも、「自分の気持ちを表現したい」「自分の気持ちを分かってほしい」という欲求を満たせる他の方法を考えてみませんか?
心の通じる友達との間で満たす。
プロに聞いてもらう。
自分が人の話を聞いてあげたり、話をしてあげるような仕事をする。
SNSなどで自分の思いや感じたことを表現する。
女性にとって、誰かにうけとめてもらえた、心から理解してもらえた、共感してもらえた・・というときの安心感ったらないですよね。
その安心感を旦那さんだけに求めるよりも、たくさんの選択肢を見つけて満たせる方法を探しましょう。
そして、旦那さんに対しては
会話以外のことで愛を示してくれているはずですから、そこを見つめてあげられるといいですね
・・・いかがでしょうか?
相手に求めていると失望し、絶望感にかられてしまいます。
それよりも今、自分で改善できることは何かを考えて、そこに取り組んでいきたいですね。
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