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夫から離婚を切り出されたとき、やってはいけないことについて、お伝えします。

1.愛の問題を、他のこととすり替えないこと。

離婚を切り出されたとき、あなたはパニックになり、何とか

思いとどまらせようとして、こんなことを言いたくなるかも知れません。

「子供がかわいそうじゃない!」

「不倫して家庭を壊すなんて、許せないわ!」

「別れたら、この家のローンはどうするの?」

「実家にはなんていったらいいの?」

 

子供への責任、経済的なこと、社会のルール、世間体・・

このような切り札は、ほとんどの場合、効果がありません。

なぜなら、このようなものより、愛のパワーは、もっと強いからなのです。

 

万が一、子供がかわいくて、父親としての責任感から

離婚を思いとどまったとしても、あなたへの愛が元通りになるわけではありません。

 

また、善悪や社会のルールを持ち出して責め立てるのは、逆効果です。

だんな様の罪悪感をいっそう刺激して、あなたに怒りを爆発させるか、

防衛反応で開き直ってしまうのがオチです。

 

夫婦は、血のつながりで結ばれた関係ではありません。

利害関係で結ばれた関係でもありません。どこまでも、愛で結ばれた関係です。

ですから、愛の問題には愛で対処してください。

夫婦関係の修復には、結局愛によってしかできないのです。

 

離婚を切り出されたときには、上のような切り札を使うのではなく、

まずは「あなたを愛している。だから離婚したくない」と伝えましょう。

その後、一刻も早くだんな様の愛を取り戻すための行動をはじめてくださいね。

 

2.怖れにフォーカスしてはいけない。

あなたはなぜだんな様が離婚したいと思うのか、その理由を知りたくなるでしょう。

「もしかして、浮気しているの?」

そして、本当に浮気している場合、「どんな人なの?」

「いつからなの?」「どこで知り合ったの?」「どこまで深い関係なの?」

彼に問い正したくなる気持ちは分かります。

 

しかし、全てを知ったからといって、彼の気持ちを取り戻せるでしょうか?

むしろ、その弊害の方が大きいのです。

 

だんな様を疑ったり、問いつめることによって、だんな様は、

信じてもらえていないと失望し、あなたにもっと心を閉ざしてしまいます。

自分の領域が犯されていると感じ、家に帰りたくなくなります。

 

特に、だんな様のかばんを探ったり、ケータイをチェックすることは、禁物です。

もし浮気をしているなら、だんな様の気持ちはもっと浮気相手に傾いてしまいます。

 

知りたい、という欲望は怖れからくるもの。怖れと疑いはセットです。

「浮気されてんのに、どうやって信頼しろって言うの?」と思うかも知れませんが、

潜在意識が怖れにフォーカスしてしまうと、もっと大きな怖れを生み出す結果になります。

 

反対に、愛と信頼はセットです。

だんな様の愛を取り戻したいと思うなら、「怖れより愛を取ろう」と決意しましょう。

 

そして、彼にどうやって「愛を伝えるか?」に集中してください。

あなたの愛と信頼がきちんとだんな様に伝わったとき、

自然と彼の気持ちがあなたに戻ってくるはずです。

3.夫の言うことを真に受けない

夫があなたと別れたいという時、別れてもらうためにいろいろな理由をつけるでしょう。

「お前の○○な所がイヤ」「お前の○○な性格が耐えられない」



そして、「もう愛していない」「お前に対する気持ちが元に戻ることはないから」

 

こういうだんな様の言葉・・深く傷ついてしまいますよね。

そして、自己評価を下げてしまい、自信をなくしてしまうかも知れません。

 

ここで重要なことは、「夫の言葉をそのまま受け取ってはいけない」ということ。

 

別れたい理由にあげた、あなたの性格や態度・・それは本当かも知れませんが、

別れたい理由は他にあって、あなたを説得するためにこじつけているのかも知れません。

 

改める必要があると思うなら、改めたらいいでしょう。

でも、それはあなたの持つ一部分であって、全部ではありません。

必要以上に自分を下げないでくださいね。

 

それから、あなたをもう愛していない、という彼の言葉・・

もしかして、その言葉の裏にはいろんな思いが隠れているのかも知れません。

日頃の不満がたまって、あなたに対する期待や要求が心のどこかにあるのかも知れません。

 

もし仮に、本気で言っているとしても、諦めるのはまだ早いですよ。

なぜなら・・人間の感情ほど変わりやすいものはないからです。

結婚式で、永遠の愛を誓ったふたりです。あのときは、とてもあなたを愛していたのです。

それが愛していないに変わったのですから、その逆もありうるのです。

 

今は本気であなたを「愛していない」と思っていたとしても、

何かのきっかけで、また「すごく愛してる」に変わることはザラにあるのですから。

 

だから・・離婚を切り出されたときは、彼の言葉をうのみにしないで、

あなた自身の気持ちに耳を傾けてくださいね。

「彼がこう言うから・・」ではなく、

私はどう思うのか?どうしたいのか?」が大切です

あなたがまだだんな様を愛している、別れたくないと思うなら、

「必ず修復する!」と決めればいいのです。

人生はいつも、自分のなした決断と、自分の取った選択と、自分の起こした行動の結果です。

 

4.感情をぶつけないこと

愛する人から一方的に別れを宣告されること・・

たぶん、一生のうちにそう幾度とはない、つらい出来事です。

 

つらくて、悲しくて、無性に腹が立って・・そんな思いに、うちのめされそうになりますよね。

体じゅうの力が向けて何もやる気が起きず、ふとした拍子に涙がこみあげてきたり・・

こういう思いを、だんな様にぶつけたくなるかも知れません。

 

女性は誰かと感情を共有したいもの。自分を傷つけただんな様に、

今自分がどんなに苦しいか、わかってほしいと思うのは自然なことです。

 

もちろん、1度や2度はそうしてしまうでしょう。

それは仕方ありませんが、何度も感情を相手にぶつけるのは、よくありません。

 

今だんな様は、自分のことでいっぱいいっぱいで、

残念ながらあなたの気持ちを理解できる心の状態ではありません。

あなたがいくら気持ちを訴えたところで、彼の心には響かないどころか、

泣いたり叫んだりするあなたの姿を見て、もっとあなたから気持ちが遠ざかってしまいます

 

だから、だんな様に自分の気持ちをわかってもらおうとするのは、無理です。

かといって、この気持ちの処理をしないまま、直ちに修復のための

行動を起こすのも、危険です。修復は、行動の前にマインドセットが重要です。

 

まずは、つらい、悲しい、腹がたつ・・この感情を思い切り味わってみてください。

感情は、味わうためにあるのです。

ムカつく、とか、ぶん殴ってやりたい!こんなブラックな感情が

沸き起こってきても、そのまま否定しないで味わってくださいね。

もちろん、一人でいるときに、ですよ。

 

親しい人に聴いてもらうとか、紙に書き殴る、

誰もいないところで大声で気持ちを吐き出すのも効果的です。

聴き方を心得ているプロのカウンセラーなどに聴いてもらうのはさらに効果的でしょう。

思い切り泣いて、味わいきったら、感情はすっと治まるときがきます。

 

感情を味わおうとせず、最初から認めなかったり、

フタをして心の奥底に閉じ込めてしまうと・・心の中で膿んでしまいます。

その膿みが、どんどん大きくなって体の不調として表れたり、

あなたの人生で同じような出来事がくりかえされる原因となります。

 

どんなネガティブな感情でも、OK。いったんは、弱い自分、

心の狭い自分、許せない自分、全部を受け入れてくださいね。

そのあとの感情の癒し方、処理の仕方については、次の機会にお伝えしますね。

あなたは、自分の感情を自分で癒すことができます。

 

 

いかがでしたか?

離婚を切り出されたときは、最初の対応が肝心です。

今度の夫婦修復の過程をスムーズにするためにも、心して臨んでくださいね。

 

 

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