感情は、ポジティブなものでもネガティブなものでも

「しっかり感じてあげるのがいい」と、よく言われますよね。

 

どんな感情も私たちの人生に必要なものです。

例えば・・

 

喜びは・・幸せを感じるために必要です。

悲しみは・・大切なものを失ったとき、それを受け入れて前に進むために必要です。

怒りは・・他人の理不尽な行為から自分の大切なものを守るために必要です。

怖れは・・今や未来に起こり得る危険から身を守るために必要です。

 

だから、感情はそれぞれ大切な役割を持っていて、

良いも悪いもありません。

そして、

しっかり感じてその目的が果たされば、消えていきます。

 

ところが、私たちはしばしば、

本当の感情の代わりに「別の感情」を無意識に使っていることがあります。

 

本当は悲しいのに、怒っていたり

本当は怖れているのに、怒っていたり

本当は怒っているのに、悲しんでいたり・・

 

偽物の感情を自分の本当の感情だと勘違いしているんです。

 

「本物の感情」ではなく「偽物の感情」を使っていると、

いくら感じても感じても消えていかず、

すっきりしません。

 

 

例えば、暴力や暴言、モラハラなどは、

本物の感情は「怖れ」なのに、「怒り」を

偽物の感情として使っているので、いくら

怒って相手にぶつけても、一向にすっきりしないんですね。

 

また、

本当は「怒っている」のに

それを抑圧して「自分を責めている」場合もあります。

 

その場合、いつまでも自分を責め続けて憂鬱に

なるだけで、問題は解決しません。

自分の本当の「怒り」に気づくまでは・・

 

あるいは、

本当は自分が「不安」なのに

子どもや夫への「心配」に置き換えていると・・

 

次から次へと心配なことばかりで、

心配から抜け出すことができません。

自分の本当の「不安」に気づくまでは・・

 

 

そうやって偽物の感情を使い続けていると

本来の目的ではないので、すっきりしないばかりか

本物の感情はどんどん溜まる一方なので、

問題をこじらせたり長引かせたりします。

 

人それぞれ、感情の使い方のクセがあります。

 

特定の感情を感じることにブレーキをかけていたり

ある感情を繰り返し使ってしまったりします。

 

いつまでも同じ感情を引きずっていたり

頭の中でぐるぐるして離れない場合・・

 

自分の感じている本当の感情は何だろうか?

ということを考えてみてください。

 

本物の感情をちゃんと感じたら、

そして、それをちゃんと表現できたら、

その感情は消化されてすっきりします。

そして、相手にも受け止めてもらえて、

驚くほど簡単に問題は解決されるのです。

 

長くなるので続きは次回にお伝えしますね。

 

 

 

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