モラハラをする、身勝手な行動をする、何でも

自分の思い通りにしようとするワンマンな夫に対して、

 

嫌われたくないから・・

夫の機嫌を損ねるのが怖いから・・

夫の言うとおりにしないと暴れるから・・

子どもの前でケンカするのはよくないから・・と、

「物分りの良い妻」を演じてませんか?

 

 

あなたが自分の意見を主張しないで

夫の思い通りにしてあげていると、

表面的にはうまく行っているように見えます。

 

 

でも、どちらか一方がいつも我慢して合わせている夫婦は、

長い目でみるとだんだんひずみが出てきます。

 

妻が溜め込んだ「我慢」は、やがて

いろんなカタチで表面化します。

 

夫への不満が募り、だんだん憎しみに変わってしまう。

あるいは、体の不調やメンタルの不調に現れる。

不倫や、ショッピング中毒・アルコール中毒などの依存症になってしまう。

 

そういう形で我慢はバクハツします。

 

仮に一生の間バクハツすることなく

表面的には仲の良い夫婦を演じきったとしても、

子どもの代でそれが表面化します。

 

 

子どもはそういう親を見て

自分も結婚したらいつも相手の言いなりにならないといけないのか

と結婚に希望を持てなくなるかも知れません。

 

または

自分もこうやって怒鳴り散らしたり不機嫌になることで相手をコントロールできる

ということを学ぶかも知れません。

 

あるいは、自分の気持ちや感情を

お父さんのように人にぶつけるか、

お母さんのように溜め込んで外に出さない大人になるかも知れません。

 

 

夫が幼い頃、親に受け止められ体験をしてこなかったために

心が大人になりきれていない場合、

はじめはしばらくの間、妻が心の安全基地になって

あげることは必要かも知れません。

 

でも、ずっと寛大に受け止めているだけではいけないのです。

 

子どもの発育段階を考えてみると、

ごく幼い頃は無条件愛されるという体験が必要ですが、

少し大きくなると今度は失敗したり、人から拒絶されたりと

いった挫折体験を通して「自分の思い通りにならないことがある

ということを学び、それに対する耐性を身につけていくものです。

 

妻がいつまでも夫のわがままを許したり、

夫が怒鳴ったり不機嫌になるといった言動を受け入れてしまっていると

夫はいつまでも成長できませんよね。

 

自分の思い通りにならないと怒る夫と

それを我慢して受け入れる妻・・・

 

この関係が固定してしまうのが「共依存」です。

 

 

では実際に、どうしたらいいのでしょうか?

 

私はここまでは許容できる、ここからは許容できない

という境界線を相手にしっかり示すことです。

 

例えば、暴言を吐く夫に対して

「私はとても傷つくから止めて欲しい」と言い、

「今度暴言を私に言うなら、その日は家事をしないからね。」

と約束をします。

 

そしてその約束を破って暴言を吐いた時には、

本当に家事をしないという行動に出ないといけません。

 

無条件の愛情を示しながらも、

夫がその境界線を越えた行動をするときには

断固とした対処をするのです。

 

もちろん彼は最初、怒って怒鳴り散らすかも知れません。

 

でも、そういうことを何度か繰り返すうちに

妻を威嚇しても思い通りにはならないということを学び、

子どもじみた行動を少しずつやらないようになります。

 

試行錯誤で行きつ戻りつの過程を経たとしても

そうしてこそ、夫婦の関係が「共依存」の状態から

健康的な「相互依存」の状態にレベルアップできるのです。

 

 

もちろん、

ある期間じっくり腰をすえて取り組む必要がありますし

気まずくなることを覚悟しないといけないので

こちらも相当エネルギーを使うでしょう。

 

でも、

大切なのは、「自分はどうしたいのか?」ということ。

 

嫌われるんじゃないか、

見捨てられるんじゃないか、

気まずくなるんじゃないか、という怖れが動機で

自分の気持ちにフタして我慢するのは

本当の幸せな夫婦関係とは言えませんよね。

 

本物の夫婦となっていくにはこれくらいの本気を

出して向き合っていく価値があります。

 

 

 

●初回セッションのお申し込みはこちら●

●無料メール講座のご登録はこちら●

 

応援クリック、ありがとうございます。

夫婦恋愛 ブログランキングへ