1年前からカウンセリングを受けてくださっているクライアントさまが、
こんなことを言っていました。
「夫が私の救い主なんだな～と思うんです」
夫との間に問題が起こったからこそ、私は自分に向き合えた。
この夫でなければ、私は自分がこんな生きづらさを抱えたまま何も気づかずに生きていただろう・・
こんなことを、
毎日ご主人にご飯を食べてもらえず、
ぶっきらぼうな言い方しかされてない方がおっしゃるのです。
聞いていて涙が出ました。
こんな風に見れる奥さんを持って、ご主人こそ幸せ者だな～～と思うのです。
この方のご主人は、お母さんに自分の人生を捧げているような方です。
お母さんを尊敬し、お母さんのためなら自分の好きなことを
あきらめてしまう方・・。
でも本当は、お母さんの犠牲になっていることに気づいていません。
このご主人が彼女にこう言ったそうです。
「分かってくれ！」
夫が妻に「分かってほしい」と訴えるとき、大部分は、
本当は自分の母親に言いたいのです。
お母さんが自分の気持ちを分かってくれなかった。
おいしい食事は作ってくれて、
欲しいものは買ってくれて、
塾にも通わせてくれけど、
気持を受けとめてもらってないのです。
自分がどう思っているのか、
自分がどうしたいのか、を分かろうとしてくれず、
親の気持を押し付けられて生きてきたのです。
「気持」は「自分自身」です。
親に気持を汲み取ってもらえなかった人は、
なにか空虚で内面に怒りがたまっていますが、
それに気づかないまま大人になってしまったのです。
でも、「気持を分かってもらえなかった」男性は、
奥さんに「気持ちを分かって！」と要求します。
でも、それを素直に伝えられず、ひねくれた形で訴えます。
ダメ出しをしたり、
ケチをつけたり、
不機嫌な態度に出たり・・
そんなご主人の心を理解して、
奥さんが被害者モードで受け取らず、
「この人、本当は理解してもらいたいんだな～」と見れるようになれば、
彼は生まれて初めて、気持を受け止めてもらうという体験をするようになります。
奥さんによってインナーチャイルドを育ててもらい、
長年の苦しみから解放されるんですね。
こうなったら、奥さんはご主人の救い主になるんです！
夫は妻の、救い主。
妻は夫の、救い主。
夫婦って、すごいですよね。
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