セッションのとき、
「自分のことを好きになれないんです」という声をよく聞きます。
夫婦関係を修復していくための、まずはじめのステップは
『自分との関係を修復する』こと。
なぜなら・・
夫婦に限らず、親、恋人、友達、職場の同僚、
・・・など、あらゆる人間関係のベースになるのは、
ほかでもない、
『自分との関係』だからです。
自分自身に対して、『好きだ』と思う部分が多ければ多いほど、
他人に対しても許容範囲が広くなります。
自分自身に寛大であればあるほど、
他人に対しても寛大になれます。
だから、長所も短所も、ひっくるめて
自分のことを好きになること、
これが何よりも重要なんです。
これができるようになると、
他の人間関係もずっとラクに改善できます。
反対に、自分との関係修復ができないまま、
他人との関係をよくしようと、
笑顔であいさつ、感謝と賞賛の言葉がけ、などの
努力をやっていると、苦しくなっちゃいますよね。
それでは、
『自分を好き』になるって、どういう感覚なんでしょう?
昔、恋愛したことある方は、想像してみてくださいね。
女の子が、彼氏とデートの約束をした日、うっかり寝坊して
待ち合わせの場所に30分も遅れてきました。
どうしよう~~とひやひやしながら走ってきた彼女・・
「ごめんね~(。>﹏<。)」と謝ったら・・
「もう・・君っていつも寝坊すんだからな~
ま、そんな君も好きなんだけどね♥」
彼女はほっとしました。
その後、デートの帰り・・
彼女は彼氏に聞きました。
「こんな私のどこが好きなの?」
そしたら、彼氏はこう言いました。
「うーん・・そんなの、分かんないよ。好きなものは好きなんだから。
寝坊するとこも、ドジなとこも、全部かな♥」
こう言われたら、彼氏の前で背伸びすることなく、
いつも自然体でいられると思いませんか?
いいところもダメなところも、ぜーんぶひっくるめて、大好き。
この彼氏の彼女に対する気持を、私が私自身に感じている状態が、
「自分を好き」ということ、なんです。
凹んでる私も、
夫を責めてしまう私も、
許せない私も、
ダメダメな私も、
ぜーんぶひっくるめて、私。
ありのままの私を受け入れていきましょう。
「でも、ダメ。自分のこと好きになれない。」という方は、
なにが原因なのか、どうすればいいのか、
プロのカウンセラーにご相談くださいね。
自分をまるごと受け入れられて初めて、
自分に向き合うエネルギーが湧いてくるし、
ご主人に向き合う勇気も湧いてきます。
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