先回は、劣等感が原因で起こる「怒り」について書きましたが、
こういった怒りは男性に多いものです。
今日は女性に多い「怒り」の原因について書きたいと思います。
女性が怒ってしまうときって、どんなときでしょうか・・?
何か相手に期待していることがあって、その期待が裏切られた
とき・・ではないでしょうか?
がっかりして、怒ってしまうんですよね。
でも、その背後には、さびしい、つらい、苦しい、悲しい、不安・・
こんな感情が隠れています。
こういう感情を味わうのはイヤだし、認めたくないのです。
だからこういう感情が湧き起こったとき、味わうよりも先に、
すばやく怒りに変えて、相手にぶつけてしまうんですね。
これは無意識のうちにやっているため、自分でも
「さびしい、つらい、苦しい、悲しい、不安だ」
ということに気が付いてない場合もあります。
ところが、怒りをぶつけてしまうと、相手は気分を害するだけで
あなたの本当の感情は理解できませんし、あなた自身も感情が
癒されず、自分の内面でくすぶり続けます。
夫婦の間でこれをやると、いいことはひとつもありません。
奥さんが家でヒステリックに声を荒げたり、しかめ面をしている・・
これは男性が家に帰りたくなくなる大きな原因になります。
奥さんのことが大好きだったのに、「もう顔も見たくない」くらい
愛情が冷めてしまうのも、このせいです。
怒りが湧いてきたとき・・その背後にある自分の本当の感情を見つめる
ようにしてみましょう。
「私、愛されてないようで寂しかったんだな」
「私、いま悲しいんだな」
「私、いま不安になってるんだな」
自分を大切にし、
ていねいに自分の感情に目を向けることができると、
本当の気持ちを素直に相手に伝えられるようになります。