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優秀で仕事もデキて、奥さんにも優しい「いい夫」が、

急に正当な理由もなく

離婚したいと言い出したり、

奥さんに暴言を吐いたりダメ出しを始める場合があります。

そういう夫の共通点は「思春期に反抗期がなかった」ことです。

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生まれたばかりの子どもは、まだ何も知らない、白紙状態。

親から「この世界はなんぞや?」「人間とはなんぞや?」という

様々な価値観を学び取っていきます。

まっさらなパソコンに、生きるためのプログラムをインストールしていくわけです。

子ども時代は「親の価値観=自分の価値観」です。

ところが、成長して思春期になると、自我が芽生えて、

今まで当たり前のように受け取ってきた親の価値観に

違和感を持ち始めます。

そして親の価値観を吟味して、要らないものは削除し、

新しく独自のプログラムをインストールしていくわけです。

これが反抗期ですね。

そうして、親から自立していくのです。

大人になると、子ども時代とはちがう独立した一人の人間として

親と向き合うようになります。

まとめるとこんな感じです。

1.<幼少期>

親の価値観イコール自分の価値観

親にどっぷり依存している時期

   ↓  ↓

2.<思春期>

親の価値観から分離を始める

親に反抗

親から自立し、自我を確立する時期

   ↓  ↓

3.<成人期>

独立した固体として親を理解し、愛と感謝が芽生える

お互いが自立した状態で満たしあう関係

この1、2、3、のステップをしっかり踏んでこそ、自律的な大人になります。

ところが、それぞれのステップでうまくいかないことがあると、

いびつな親子関係を引きずってしまい、生きづらくなります。

今日は、のステップがうまくいかなかった男性についてお伝えします。

親が怖くて反抗できなかったり、

親が不安定で、心配で離れられなかったり、

親に罪悪感を植えつけられていたりする場合・・

思春期に親に反抗できず、健康的に親離れできなくなります。

その結果、

親の価値観から抜け出せないまま大人になってしまいます。

結婚して物理的に親から離れ、独立していても、

価値観はいまだに親の支配下にいるのです。

これは、共依存(癒着している状態)です。

男性は特に、母親に対して

マイナスな感情を感じることに強いブレーキがかかり、

母への怒りや恨みを自覚するのが難しいのです。

でも、親のプログラムは当然、

本当の自分のプログラムとは異質のものですから、

優秀でうまく世間を渡っているように見えても、

何かしっくりきません。

それはまるで自分のパソコンには合わないプログラムで

起動させているようなもので

システムエラーを起こしているのですね。

 

健全な反抗期を経ないまま大人になった人は、

結婚生活で、そのツケがきます。

 

結婚して数年目に、おそい反抗期がくることが多いのです。

ずっと親の価値観の下に埋もれてきた

本当の自分が、存在を主張し始めるからです・・。

夫は、「お前の○○が問題だ」「お前の○○が気にいらない」と

奥さんにいろいろ不満をぶつけてきますが、

本当は、自分の親にぶつけたいことを無意識で

奥さんに摩り替えてしまっているんです。

 

奥さんは訳が分からず、

「私が悪かったのか」と自分を責めてしまいます。

夫の親は、自慢の息子がストレスを抱えている原因が

自分のせいとは露とも知りません。

どんなにいい親で、苦労して育ててくれたとしても、

いったん、薄情と思われてもいいから

親から分離してみなければなりません。

 

本当の自分を外に出してあげるのです。

自分が親から本当の意味で自立し、、

お互い独立した存在として向き合ったとき、

初めて親を本当の意味で理解することになります。

・・が、ご主人はこのことに気が付いていないので、

奥さんが真実をしっかり見極める必要があります。

ご主人の理解できない行動の裏に、何があるのか・・

ご主人の言葉をそのまま受け取って自分を下げたり、

ご主人の態度に萎縮してびくびくしたりせず、

彼の「本当の自分探し」を手助けできる方法を

考えていく必要があります。

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