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夫婦関係がギクシャクしてくる原因のひとつに、

気持の疎通がうまくいかないことが挙げられます。

 

夫も妻も、本当は愛しているのに、気持ちがうまく伝わらず、

誤解が誤解をよんで心がズレてしまっている夫婦がとても多いのです。

 

お互いの気持ちをうまく疎通させるためには、何よりもまず、

自分の感情をきちんとつかむことが大切です。

 

「自分の感情なんて、分かってるわ!」と思うかも

知れませんが、実は驚くほど分かっていないのです。

 

私はいつも夫から『すぐ感情的になるよね』と言われてます。

すぐに怒ってヒステリックになってしまうんです

とおっしゃる方も多いです。

 

でも、「感情的になって怒る」その怒りは本当の感情ではありません。

感情を抑圧した結果、怒っているのです。

 
自分が何を感じているのかをはっきりつかむには、どうしたらいいのでしょう?

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生まれたばかりの赤ちゃんの頃、私たちは「感情そのもの」でした。

 

人にどう思われようと、TPOもおかまいなく 、

ただ自分の感情を100%表現して生きていました。

 

それが、少し大きくなると、

泣くと「泣くな!」と叱られたり、

悲しんでいると「そんなことぐらいで」とバカにされたり

不安になってるのに軽くあしらわれたり・・

 

大人が一緒に感情を受け止めてくれないので、

だんだん感情を表現するどころか、感じることさえも怖い

と思うようになりました。

 

それで、感情が湧き起こると、

無意識でフタをしてなかったことにしたり、

感じてはいけないのだと否定してしまうようになりました。

 

その結果、自分の感情がわからなくなります。

 

しかし、感情そのものはなくなったわけではありませんから、

別のものに形を変えて、出てきます。

 

例えば病気や体の不調として現われたり、

怒りに変えてぶつけたり、

また、感情を感じまいとしてドラッグやセックス、

ショッピング、アルコールなどに依存する方もいます。

 

どんな形であれ、自分の感情をつかめないこと、そして

感情を表現できないことは、人を生きづらくし、

人間関係を行き詰らせる原因になるのです。

 
本当はどんな感情も、あなたの人生にとって必要なものです。

いいも悪いもありません。

 

ポジティブな感情だけでなくネガティブな感情も、

弱く、わがままで、邪な感情も、すべて必要なんです。

 

憎たらしい、ねたましい、愛されたい、不安だ、焦る、できない、凹む・・・

どんな感情も受け止めてあげましょう。

 

感情は、泣いている小さな子どもと同じです。

泣いている理由をお母さんが受け止めてあげれば泣き止むように、

感情もあなた自身がちゃんと受け入れて認めてあげれば、消えていきます。

 

怖がらずに、あなたの中にある感情をまっすぐにみてください。

 

つぎに、その感情を表現してみましょう。

感情を表現するには、「表現するとどうなるか?」という

恐怖と向き合わなくてはいけません。

 

感情を表現すると、

相手に拒絶されるかも。

相手に嫌われるかも。

相手に軽蔑されるかも。

相手に軽くあしらわれるかも。

自分がコントロールできなくなるかも。

 

あなたは、どんな恐怖をもっているでしょうか?

 

幼い頃のあなたにとって、

このような恐怖は現実だったかも知れません。

だからこそ、表現してはいけないと硬く心に決めてきたのでしょう。

 

でも、大人になった今は、

そのような恐怖はもうなくなっているはずです。

 

あなたの感情を表現し、たとえそれを相手が受け止めて

くれなかったとしても、あなたの価値には何の傷もつきません。

 

幼い頃から気持を受け取ってもらえなかった人は、

最初は感情をつかむのが難しいかも知れません。

 
その場合はカウンセラーの助けを借りて、

感情に向き合う体験をしてみてくださいね。

 

自分の気持ちをしっかりつかめるようになると、

何よりも自分自身に対する信頼が生まれます。

 

それを相手にきちんと伝えることができるようになれば、

ズレていた気持がまたつながっていきます。

 

 

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