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先回の記事で、自律した大人になるには

3つのステップをしっかり通過することが大切と

書きましたが、今回は3つめのステップについてお伝えします。

 

親からしっかり分離した状態では、

「お母さんのこんなところが嫌だったな~」

「お父さんはすごくしつけが厳しくて、私は怖かったな~」と、

自分が意識的・無意識的に持っていた感情に気づき、

親を客観的に判断することができています。

 

そして、自分の傷ついたインナーチャイルドを充分に癒してあげられます。

 

でも、これだけでは、本当の自律とはいえません。

3番目のステップでは、親を客観視したうえで、

「親の愛に気づく」ことが目標になってきます。

 

 

よく、「母親を許せない人は、人間関係がうまく行かず、

父親を許せない人は、仕事やお金の面でうまく行かない」などと言いますが、

親との関係がその人の世界観の基礎になってるのは確かです。

 

さて、ここで「私はどんなかたちで愛されたんだろう?」ということを

考えてみてください。

 

子どものときは、

「何でもいうことを聞いてくれる」

「いつもニコニコして優しくしてくれる」ことが

愛情だと思っていたかも知れません。

 

怖い顔で叱られたり、

やりたいことを禁止されるのは、

「愛されてないからなんだ」と思っていたかも知れません。

 

でも本当は、愛しているからこそ、叱ることもあるし、

ダメ出しをしたり、体を張って禁止したりもするんですね。

 

子どもの視点では、親の大きな愛が見えないんです。

 

 

もう一歩進んで、誰が見てもひどい親だなと思うことも、

これがうちの親の愛し方だったのかな?
という視点で見ると、どうでしょう。

 

例えば、

まだ分別のつかない幼い頃から厳しくしつけられたのは、

「お行儀のいい人間のほうが社会に出て行ったときに愛されるだろう」と親が思っていたから。

 

家でのびのび遊ばさせてもらえず、いつも勉強しろと口うるさく言われたのは、

「成績がよくていい大学に入ったほうがこの子が幸せになれる」と親が信じていたから。

 

いつも優秀なお兄ちゃんと比べられて「あんたはどうしてできないの?」と言われたのは、

「お兄ちゃんみたいに優秀な子ののほうが大人になって幸せになれる」と親が思い込んでいたから。

 

門限を決められて少しでも遅くなると許してもらえなかったのは、

「暗い夜道で大事なわが子が危険な目に合うかも」と親が心配していたから。

 

 

その親の思い込みが正しいか間違いかは別にして

親なりに必死で子どもを守って育ててきたんですよね。

 

「口うるさい母が大嫌いだった」というクライアントさまが、

ひとつひとつステップを踏んで、もう一度お母様に向き合ったとき、

「ああ、母は母なりに私をいっぱい愛してくれてたんだ」

と気づいて、号泣されます。

 

私の願う愛し方ではなかったけれど、

不器用でちょっと歪んだ愛し方だったけれど、

親は必死で私を愛してくれていたんだな・・

ということが分かります。

 

 

こうやって「愛されていた私」に気づくと、

親を毛嫌いしていた人も、

親を恨んでいた人も、

関わりたくない!と思っていた人も、

「親を愛したい自分であった」ことに気づきます。

 

本当は私も、こんなに親を愛していたんだな・・

と素直になれます。

 

 

親を嫌い、許せない、という心の状態では、まだ

あなたの人生を親から切り離せず、過去に囚われています。

 

親とのわだかまりや恨みつらみがきれいに整理され、

自分の人生に責任を持っていこうとしたとき、

みなさん、急に世界がひっくりかえるような体験をされています^^

 

自律した大人になるということは、

自分の未来を自分で創っていく!と決意すること。

 

親の愛に気づくと、

ご主人の愛をうけとれるようになりますよ*^^*

 

 

 

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