夫婦修復カウンセリングを受けに来られる方は
「夫に浮気をやめてもらいたい」
「別居を解消したい」
「私を無視したり怒ったような言い方をやめてほしい」
といった切実な願いがあります。
愛し合い、普通に笑ったり会話できるようになりたい。
そして、家族仲良く暮らしたい。
その願いはとても自然でもっともです。
でも、夫との関係を修復したいと言いながら
夫の気持ちというものを深く理解しようとしていない方もいらっしゃいます。
どうして他の女性に心が揺れてしまったのか？
どうして私と一緒に暮らすのがつらいのか？
どうして私に怒りをぶつけたくなるのか？
そうせざるを得ない彼の気持ちというものを考えてみましたか？
彼の心のうちを本当に知りたいと思っていますか？
彼の行動をどうにかしたい、という焦りや
私はこれからどうなるんだろう、という不安からちょっと離れて、
彼の心に目を向けてみてください。
私が「ご主人の気持ちはこうじゃなかったんでしょうか・・？」と
柔らかく言うと、「じゃあ、私が悪かったのかな・・」とおっしゃる方も
いるのですが、そうじゃないんです。
どちらが悪いとか、どちらが正しいとか、そういう話ではありません。
愛を中心とする２人の関係において、正しい・間違い、善悪を
持ちだしたら進むことができません。
どちらも悪くないけれど、くい違っていた、ということなんです。
その違いを分かりあって、折り合っていくのが、修復なんですよね。
浮気をしたのは彼がいけない・・
別居になったのは私の行動がいけなかった・・
そう２元論で片づけるのではなく、
その行動をしてしまう、奥の気持ちに目を向けてみてください。
お互い、本当の気持ちがひも解かないまま、
浮気や別居を解消することだけをゴールにしていると
せっかく私の人生にこの問題が起こった意味がありません。
この問題を通して、自分を発見し、相手を深く理解し、
人生の同伴としての夫婦の絆を固めていきませんか？
相手を理解したい、と思えるようになるには、
まず、自分との折り合いがついてないとできません。
自分の心のコップがいっぱいいっぱいになっている状態では
相手の気持ちを受け止める余裕がないですからね。
まずは、自分の気持ちを自分で受けとめること。
カウンセリングでは、自分の心に向き合うところからお手伝いします。
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