パートナーとの関係がおかしくなったとき、 いろんな本やインターネットから得た情報で修復を試みているのに、なかなか効果が現れず、むしろやればやるほどパートナーの心が離れていくような気がする・・ そういうお悩みをよく聞きます。
修復をがんばるほど逆効果?
例えば・・
- パートナーに謝罪する。
- パートナーに笑顔であいさつする。
- 感謝、称賛、ねぎらいなどの言葉をかける。
- 家を居心地よくする
・・などの行動です。
離婚を回避したい、パートナーの気持ちを取り戻したい、前のように普通に会話できるようになりたい・・という一心で頑張っているのに、一向にパートナーの気持ちが戻らないばかりか、かたくなに拒絶されて、どんどん関係が悪化していく感じがするのは、どうしてでしょう?
こういうお悩みを持つ方は、素直で、いいと思ったことは即行動に移すタイプが多いです。
行動すること自体はよいのですが、相手の気持ちをよく考えずにがむしゃらにやればいいものでありません。
「離婚になったらどうしよう」「見捨てられるんじゃないか?」「嫌われているんじゃないか?」そういう不安や焦りなど、心が怖れに満ちているときは、相手のためにやっているようで、実は自分しか見えていないのです。 本当の意味で相手の心が見えていないので、なぜかタイミングがうまく合わなかったり、言葉や態度がとても不自然になっています。
そんな場合、修復のための行動をやればやるほど相手は押し付けがましく感じてしまいます。または、こちらは愛を伝えているつもりでも、相手は罪悪感を刺激されて、遠回しに責められているように感じるのかも知れません。それで心を閉ざしたり、逃げ出したくなったりするのです。
関係の修復は相手あってのことです。相手の気持ちをどれほど理解して寄り添っているかが、成功の決めてになります。
動機を正そう
離婚したいという気持ちになっているときのパートナーは、とても冷静にあなたを見ています。
今まで小言ばかり言っていたり、無関心だったあなたが、離婚を切り出した途端手のひらを返したように優しくなった・・と思うと、「どうせ、離婚されるのがいやだから必死でがんばってるんだろう」と警戒したり反発したくなります。
また、あなたがどういう動機でやっているのかをじっと観察しています。
夫婦をつなぐものは愛情だけです。同じ行動をしていても、愛情から湧き出たものでななく、離婚を考え直してほしい、見捨てられたくない、早く機嫌を直してほしいという動機で行動しているときは、相手は敏感に気づきます。
ちょっと立ち止まって、まずは自分の不安、焦りに向き合い、心を落ち着けましょう。私たちが何かの行動を起こす動機は「愛からか、怖れからか」、二つに一つです。
自分の心をよく見つめて、怖れではなく相手への愛を心に満たすようにしましょう。
相手への愛情は関心
怖れから解放されると、相手の気持ちが見えてきます。
- パートナーがなぜ離婚したいと思うようになったのか?
- どういうことに傷ついてきたのか?苦しんできたのか?
- 本当はどうしてほしかったのか?
- 今、どうすれば修復できるんだろう?
そういうことが理解できるようになります。
関係の修復は、頑張れば成功するというものではありません。 ネットや本には「修復には〇〇しましょう」というノーハウがたくさん出ていますが、それは万人共通ではありません。
食べ物でも、ラーメンが好きな人もいれば、嫌いな人もいます。また、 いつもはお寿司のトロに目がない人も、風邪気味の時は食べたくないと思うでしょう。同じように、愛情を伝えるのも、相手のことをよく観察して気持ちを理解していないと、的外れな結果になってしまいます。
自分の不安や怖れから抜け出して、パートナーの気持ちにいつも関心を注いでいると、最適なタイミングで相手の心にすっと届く行動を取れるようになります。
そうやって、パートナーへの愛情が動機となって出たさりげない一言やふとした態度に「自分のことを本当に理解してくれている」と思えたとき、離婚一辺倒だったパートナーの心が再びあなたに向き始めます。
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