出会った頃はとても優しくて何でも聞いてくれ、
ケンカになっても彼の方から折れてくれていた。
愛されて、大事にされていると感じられた。
この人となら幸せになれる・・と思って結婚したのに、
今は、彼がすぐに怒り出したり、無視したりする。
どうしてなのか分からない。
もう私のことを嫌いになったのかな?
結婚前は、恋の感情が燃え上がっているときなので、
少々のことは目に入りません。
彼女が少しぐらいわがままを言っても聞いてあげるし、
彼女が怒ったら先に謝って仲直りしようとします。
ですが、恋の感情はもってもせいぜい2、3年です。
結婚する前は、ある意味無理をしていたのです。
結婚後はいつまでもドキドキしたり刺激的で駆け引きなどの
わくわくする関係よりも、ラクで気持ちのよい関係でいたいと思うのです。
夫婦がその後の長い結婚生活で、よい関係を維持していくためには、
「一緒にいて居心地がいいか?」ということがポイントになります。
居心地のいい関係のために、必要なこと。
それは、「人は自分の思い通りにならない」ことを知ること。
論理療法の国分康孝教授によると、誰でも、
「人や物事は自分の思うとおりに動いていくべきである」
というイラショナル・ビリーフ(非合理的な思い込み)を持っているそうです。
このビリーフが強いと、相手が自分の期待した通りの行動をしてくれないと、
「なんで~なんだろう」
「もっと~したらいいのに」という思いがでてきます。
そして、イライラし、批判や要求などをして、何とか相手を変えようとしてしまいます。
そうすると男性は自由を侵された、自分が受け入れられて
いないと感じ、防衛反応を起こします。
攻撃的になったり、威嚇したり、
あるいは心にシャッターをおろして閉じこもってしまったり・・
「人は自分の思い通りにならない」ということを、本当の意味で
理解していると、相手のありのままを受け入れようとします。
自分もOK。相手もOK。
この態度が、長い人生を居心地のいい関係でいられる秘けつです。
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