カウンセリングで、自分に向き合う作業に入った方は、
幼い頃の親に対する感情や、成長過程でのイヤだったこと、
つらかったときのネガティブな感情がわいてきて、
苦しくなってしまうことがあります。
ネガティブな気分に浸っていると、ネガティブな現実を引き寄せる
のでは・・と心配したりします。
でも、「感情は自分自身」。
ネガティブな感情も、自分自身であることに変わりありません。
いくら感じないように蓋をしても、あるものはあるのです。
あなたが、その自分自身=感情に気づかないフリをして、
目をそらして、心の奥深くに閉じ込めていては、
いつまでもなくならず、くすぶっています。
あなたがちゃんと認めて、気づいてくれるまで、
その感情はいろいろな悪さをします。
何度でも、あなたの人生に、
その感情を感じさせるような出来事を起こしてみたり、
その感情をあらわに見せ付ける人が周りに現われたり、
します。
だから、思い切って、勇気をだして、
ネガティブな感情と向き合ってみましょう。
いつもポジティブで明るい人が、自分と向き合いだすと、
突然涙もろくなったり、ふさぎこんだり、怒り出したり
するかも知れません。
そういう自分に、「前よりもっと悪くなったんじゃないか」
と思うかもしれませんが、心配ありません。
隠れていた自分の感情を認める準備ができたのです。
回復途中の過程です。
ただ、それを子どもが見ると、
「自分のせいだ」と思ってしまうかも知れません。
その場合は、こう言いましょう。
「お母さんね、時々泣いたり怒ったり、暗くなったりするかも
知れないけど、それはお母さんが小さい頃のつらかったことや
苦しかったことを思い出しているからなのよ。
決してあなたのせいじゃないから、気にしないでね。」
そうすると子どもは安心します。
お母さんが、感情を表現する姿をみて、
子どもも「ああ、自分の感情を感じてもいいし
それを表現してもいいんだな」と思えます。
でも、子どもに愚痴を言ったりネガティブな気持ちを聞いて
もらおうとはしないでね。
自分の感情は、自分で認めて受け止めてくださいね。
そうしてネガティブな感情もすべて自分自身と認めて、
抱きしめてあげる・・
自分が自分を無視せず、目をそらさず、まるごと認める。
ありのままの自分に戻る一歩です。
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