私のところには、連日のように、
「夫が離婚届けを持ってきました。」
「主人が浮気していることが分かりました。」
こんな切羽詰った問題を抱えた方が相談にこられます。
それなのに、私のカウンセリングでは、
今すぐ「どうしよう、こうしよう」といったアドバイスよりも、
親子関係、家族のこと、幼少期の出来事などを詳しく聞いていきます。
「それが、今のこの夫婦問題と、一体なんの関係があるの?」と
聞きたくなるかも知れません。
でも、本当は、大いに関係アリ、なのです。
人間は誰でも、まだ物心もついていないような幼い頃に、
自分の人生のシナリオがほぼ決定します。
人生のシナリオを創るのは他でもない自分自身ですが、
まったくの無意識の領域で作っているため、当の本人も、
そのようなシナリオを書いていることに気付きません。
自分の内面の奥深くに隠れているシナリオのとおりに、人生
が展開されていきます。
あなたを目の敵にする憎いヤツも、あなたを困らせる同僚も、
あなたを苦労させる夫も、実はあなたが書いた人生劇場の
シナリオに登場する役者にすぎません。
「私がこんな不幸になるようなシナリオを自分で書くはずが
ないでしょ!」とあなたは思うかも知れません。
人生シナリオは、幼い頃、親との関わりあいのなかで作られます。
幼い子どもにとって、親は命綱です。
親がいなくては一日たりとも生きてはいけませんよね。だから、
親に気に入られるためには、自分を変えることなんて何でもありません。
また、親の何気ない一言が、一生を支配することになったりもします。
はしゃいでいると、「うるさい!静かにしなさい!」ときつく叱られた
子は、自分の感情を抑え込んでいくシナリオを書くかも知れません。
「あんたのせいで、お母さんは苦労しているのよ」と言われた子は、
自分に罰を与えるシナリオを書くかも知れません。
「私は幸せになりたいのに、なんでこんな不幸なことが起こるの?」
と思う方は、無意識のなかにある自分の人生ストーリーがどうなって
いるのか、を知る必要があります。
「私って、こんなシナリオがあったのか!」ということに気づけば、
それを書き換えることができます。
私のカウンセリングでは、あなたも気づいていない、人生のシナリオを
探し出すことで、それを修正し、幸せな人生を創るお手伝いをします。
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