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ある相談者さまが離婚したいと来られたのですが、

その理由はこうでした。

夫は私が何か言うと全く取り合ってくれず、無視を決め込みます。

口をきいたかと思うと逆ギレしてひどい言葉を投げつける

だけで、会話のキャッチボールができません。

こんな関係は、もうがまんできません。

 

自分の言うことに耳を傾けてくれず無視されたり、

傷つく言葉を吐き捨てられたりすることは、

女性にとっては耐えがたいですよね。

 

そうか、君はそう思ってるんだね・・」と

受け入れてくれれば、それで気が済むのに・・ね。

 

女性はどちらかといえば、言い争いになっても

相手と分かり合いたいと思うものです。

 

しかし男性は、言い争いになると黙り込んでしまうか、

相手を傷つけるような捨てゼリフを吐いてその場を去る、

といった行動をよく取ります。

 

これを女性は「もう私に愛情がないんだわ

と受け止めてしまいがちですが、

実は、これは男女の脳の違いからくるものです。

 

ワシントン大学のジョン・ゴッドマン教授が、

3千組の夫婦を対象に血圧や脳の反応まで調べた研究によると、

 

●男性は女性よりもストレスを受けると長時間反応している。

●言い争いになったとき、女性は比較的早く興奮から冷めるが、

男性は長く興奮から冷めやらない。

ということが明らかになっています。

 

つまり、ケンカになると男性は女性よりずっとストレスを感じて

興奮してしまい、しかもそれが長く後を引く、ということなんですね。

 

興奮状態が激化して爆発してしまいそうになるので、

それを避けるために会話をシャットアウトしてしまうのです。

 

ジョン・ゴッドマン博士によると、

次の4つのパターンを繰り返す夫婦は

90%の割合で関係が破綻するそうです。

 

1.批判  

ただ不満を述べるだけでなく感情的に決めつけたり

相手の人格を否定するような批判や非難。

2.自己防御

言い訳したり「私のせいじゃない」と責任逃れや、

逆に相手を攻撃すること。

3.無反応

無視や聞こえないふりで対話そのものを拒否し、

心を閉ざしてしまうこと。

4.軽蔑

相手を見下したり侮辱する言葉で攻撃すること。

 

 

そのうち、

女性がよくやってしまうのは1の批判・非難で、

それに対して男性が2、3、4の反応をしてしまう・・

という場合が大変多いような気がします。

 

男性が女性に「批判された、非難された」と感じると

防衛反応として無視したり逆ギレして攻撃したり、

侮辱するような言葉を投げてしまう・・

という悪循環なのですね。

 

幸せに暮らしている夫婦はケンカをしないのでしょうか?

そんなことはありません。

 

統計によると、ほとんどケンカをしない夫婦よりも、

時々ケンカする夫婦のほうが離婚率が低いそうです。

 

夫婦ゲンカもうまくやれば、不満を溜め込まずガス抜き

でき、「雨降って地固まる」よい機会になります。

 

ただ、ケンカをするときは、

この破壊的な4つのパターンに陥るのを避け、

あくまでも相手を受容して心を開き、お互いの

自尊心を踏みにじることのないように努めたいものです。

 

それでは、悪循環にならず、女性の言いたいことが

男性にうまく伝わるには、どうしたらいいのでしょうか?

次回に続きをお伝えします。

 

 

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