
最近、夫が
「場の空気を読めれば、すべてうまくいく」
という本を買ってきました。
本を読みながら
「オレに足りてないのは、気配りだった!
オレってKYだったんだなあ~」としきりに関心しています。
それを見て、私が
「今からKYを克服するためにエネルギーを
使うのはもったいないんじゃない?
それよりあなたの長所をもっと伸ばす方に
目を向けたらどうかな?」と言いました*^^*
人間って、
みんなと比べて自分はどこが劣っているか?
というところに目が行ってしまいがちなんですね。
いままでの世の中は、「自分の欠点を克服すること」
がすばらしいとされてきました。
算数が苦手なら算数の勉強に最も力を注ぎます。
親達も子どもの苦手な科目に注目して、それを
「何とかしないといけないから」、多くの時間を割くべきだと考えます。
だって、日本の教育文化が
平均的な人間を作ることを目的としてきたから。
すべてを人並みにできるようになることを目的としてきたから。
だから大人になってからも、
本屋に行くと、「自分に足りないものを補うための」
本に目が行きます。
みんな、
自分の強みを見つけて伸ばすことよりも、
自分の弱みを見つけてそれを補うことに
多くの時間をかけている。
結局、「本当の自分らしくない人間」になるために
がんばっているんですね。
でも、がんばったら苦手が得意になるか?
努力すれば何でもできるようになるか?というと、
残念ながら、そんなことありません。
私なんか、小さい頃から運動が苦手で
週末ごとに親と運動しに行ったり
スポーツ教室に通わせてもらったり
いろいろ努力したけど、
どんなにがんばってもいまだに
運動能力は人並みにできません><
でも、弱みは弱みでおいといて、
生まれ持った才能に専念するとき、飛躍的に成長できるのです。
強みに集中して時間とエネルギーをかけると、
本当の自分を大きく開花させることはできるんですね。
世の中で本当に成功している人は、みんな自分の弱みではなく、
強みに注目した人ばかりです。
エネルギッシュな人や器用な人は
どうしても自分に対する理想を高く設定しがちです。
もちろん、だからこそ向上心があっただろうし
がんばってこれたのかも知れません。
だけど、人からは「すごいね」「優秀だね」
と言われても、どんなにがんばっても満足感が得られず
「まだまだ」「もっともっと」と
感じてしまうなら、それはしんどいことでしょう。
がんばり続けた結果、心が折れてしまい
燃え尽き症候群やウツの症状がでてくることもあります。
そういうときの心の状態は
自分にまだ「ない」ものを探し続けています。
それよりも今の自分に「ある」ものは何か?
そこに目を向けていきませんか?
苦手な分野は人に任せる。
自分の弱みは誰かの強み、
自分の強みは誰かの弱み。
みんなが、それぞれの強みに専念すれば
きっと、世界はうまく回るようになっている。
短所や欠点がある、そのままの自分でも他者貢献できるのです。
自分にないものをうらやむのではなく、今自分にあるものに
気づいて認めてあげると、本当の自分らしさが輝きだします。
そうなれば、相手にも、短所や欠点には目をつぶって
相手のよいところを見れるようになります。
自分への理想が高くなればなるほど、パートナーにも
期待が高くなり、夫婦仲に亀裂が入る原因になるのです。
新しい時代は、
ひとりひとりの個性が充分に生かされて
お互いがお互いを認め合い助け合える、
そんな社会になるといいですね。
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