普段、「この世の中って信じられない。」と思っている人がいるとしましょう。
その人には、不慮の事故、強盗事件、詐欺事件・・そんなニュースばかりが目に入ってきます。ニュースを見ながら、その人はこう言うでしょう。
「やっぱりね。この世の中は信じられないことばかりだ。」
反対に、いつも「この世にはすばらしい人がいっぱいいる。」と思っている人。
その人には、連日心暖まるニュースや活躍している人の話、感動的なニュースがたくさん入ってくるでしょう。その結果、その人はそう思うでしょう。
「やっぱり、世界にはすばらしい人がいっぱいだ。」
人間は、膨大な情報のなかから、
自分に都合のいい情報を選んで取り込みます。
同じ街を歩いていたとしても、
パンを食べたいと思っているときはパン屋ばかりに目がいくでしょうし、髪を切りたいと思うときは美容室ばかりが目に留まるでしょう。
誰でも、意識的にでも無意識的にでも、自分の欲しい情報だけを受け取っているのです。
他人に対しても、同じです。
客観的に見ているようでも、実は自分の思い込みやルール、先入観などを通して判断しているのですね。
夫婦の間では、その傾向が強くなります。
もし、あなたの中に、親や先祖から譲り受けた「クセ」があれば、そのクセにのっとってだんな様を見ています。
夫に苦労させられた先祖かいて、「夫というものは自分勝手だ」というクセを持っていたとすれば、あなたはだんな様の態度や言葉、行動を客観的に見てるようでも無意識のうちに「自分勝手なところ」を探して見てしまうので、いつも彼が「自分勝手」なように見えてしまいます。
他の人が見れば気にならないような行動も、
「自分勝手な夫」という先入観を裏付ける証拠となってしまいます。
私のカウンセリングを受けた方のなかには、
自分のなかにどんな思い込みやクセがあるのかが分かってくると、以前とはまったく違った目線でだんな様を見るようになった、という例があります。
あなたは、だんな様をどのように見ていますか?
あなたの見たいように、見てはいませんか?
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