離婚する理由はいろいろありますが、トップは、夫も妻もともに
「性格の不一致」です。
既婚女性から、よくこんな話を聞きます。
「夫とはフィーリングが合う、価値観が似ていると思ったから結婚したのに、
一緒に暮らしてみると合わないってことが分かりました。性格も、考え方も、私と全然ちがうんです。」
女性は「一緒」ということに、大きな安心感を得ます。
趣味、食べ物の好き嫌い、好きな映画のジャンル、よく聞く音楽のタイプ・・
こういうものの違いに関しては、女性はけっこう寛大です。
ところが、ものの感じ方、反応の仕方、感情の表現の仕方・・
こういう心の使い方や価値観などに対しては、
「私と一緒でなければ」「私と一緒のハズだ」
と無意識で思っていることが多いのです。
それで、相手が違う反応を見せると、受け入れにくいのですね。
自分と同じ考え方をしてくれないと、
自分と同じものを好きでいてくれないと、
何か「愛されてない」ような気がしてしまう・・
でも実際はうまくいっている夫婦の大半は、価値観や考えが同じなのではありません。
お互いの違いを認め合ってるだけなのです。
夫婦って、生まれつきの性格も、育った環境も、先祖の背景もちがう。
根本的なオトコとオンナの違いもある。
だから、夫と妻は、完全には分かり合えないもの。
でも、完全に分かり合えなくても、認め合うことはできる。
そもそも、自分と相手が同じなら、魅力なんて感じない。
自分と違う何かに惹かれたから、好きになって結婚したはずです。
「夫婦は一緒でないといけない」という思いこみを手放して、お互いの違いを楽しんでくださいね。
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