女性が夫に不満なことのなかで大きな割合を占めるのは会話についてではないでしょうか?
「うちの主人は、外から帰ってきて何も話してくれないんです」、こういう意見をよく聞きます。
妻が満足するぐらいに詳しく、外での出来事を話してくれるご主人はまずいないのではないでしょうか?
これは普遍的な男性の特徴なんですね。
男性はもともと会話が下手。
幼少期から女の子の方が言語能力は高いのです。
女は話すことの目的は気持ちを共有すること、それによって親密になること。
だから、ある出来事の最初から最後まで、過程を全て話したいのです。
ところが男は出来事の結果や成果を重視するので、
出来事の結果だけを言えばいいと思っています。
会社から帰宅したとき、妻は「今日はどうだった?」
「あの部長さんはどんな人?」などと、いろいろ話しかけます。
すると夫は「うん、まあまあ。」「いい人だよ。」
妻は夫の無愛想な返事が物足りなく思ってしまいます。
でも夫にしてみれば、妻の質問が、なにか尋問のようにも思えるのです。
男はそうでなくても少ない言葉のキャパシティを外で使い切った後なので、家に帰ったら、しばらくはちょっと黙って充電したいのですね。
決して妻に愛がない訳でも、
妻を面倒くさいと思ってる訳でもないのです。
男と女は中身は同じ人間だと思っていると、思わぬ誤解を
招き、夫婦間に溝を作る原因になります。
男と女は、脳の働きが全く違うのです。