長年外国暮らしをしていると感じるのですが、
日本人は「気配り」が本当に上手です。
お祝いやプレゼントをするときも、
あげる方は相手が負担に思わないように気配りし、
もらう方は感謝の気持ちを忘れず、ていねいにお返しをしますね。
他人に迷惑をかけない、気を使わせないという、
美しい気配りの文化です。
でも、気を使いすぎるあまり、
相手の好意を受け取るときに「ありがとう」より
「すみません」という心が先立ってしまいます。
幼少期に親に充分に甘えられなかった人や、受け取ることに
なれていない人は、もらうことに居心地の悪さを感じます。
他人から与えられることに「申し訳ない」という罪悪感や
「もらったら返さなければいけない」という義務感が先立ち、
気が重くなって遠慮してしまうのです。
そうすると、あげる側もせっかくの好意が変な気まずさに
変わって、ためらってしまいます。
私も昔は、もらうことを遠慮してしまうタイプでした。
でも、年をとるにつれ、自分が与える立場に立つことが
多くなると分かったのですが、私が相手に何かしてあげたい
ときに相手に遠慮されると、さびしい気持ちになるんですよね。
もらう側には、やっぱり喜んで受け取ってほしいのです。
特に、男性は本能的に与えることに喜びを感じるイキモノ。
素直に喜んで受け取る奥さんに対しては、男性はもっともっと
与えたい気持ちがわいてくるのです。
神様も、素直に喜んで受け取る人を好むと思いませんか?
誰かに、大きなチャンスや幸運を与えようというとき、
「私なんかにもったいない」などと遠慮して、戸惑っている人と、
「私に下さい、ありがとうございます!」と喜んで受け取る人、
どちらに与えたいと思うでしょうか?
素直に喜んで受け取るのも、
与えるのと同じくらいに大切なことです。
受け取り上手になって、愛され妻になってみませんか?
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