最近、まだ結婚して1年も経っていないのに、「俺の思ってた結婚と違ったから」と離婚を切り出したり、
思い通りにしてくれないとずっと無視や不機嫌を決め込んだり、
風俗や出会い系で出会った女の子と遊んでいたりする旦那さんを持つ方のご相談が相次ぎました。
高学歴で能力も高いのだけれど、情緒面で大人になりきれてない大人が増えている気がします。
相手との関係において、
- 何でも許して受け入れてくれないとイヤ。
- 自分の思い通りにならないとイヤ。
- いつも肯定してくれないとイヤ。
- いつも一緒にいてくれないとイヤ。
・・これ、子どもの思考なんですよね。
幼い子どもが母親に要求することを、パートナーに求めているのです。
大人になりきれないのはどうしてか?
本来、人は子どものときにしっかり「子ども」をやれていれば、ちゃんと大人になれるものです。
大人になっても心が成熟しないのは、子どものときに子どもでいれなかったことが原因です。
- 変に気を使ったりすることなく、思い切り遊ぶ。
- 笑ったり泣いたり、素直に感情を表現できる。
- 甘えたいときは甘えられる。
- どんな自分でも受け入れてもらえる。
・・そういうことが当たり前にできていた。
- そして、自分は愛されている。
- 自分は守られている。
- 世界は優しい。
・・と当たり前に感じられていた。
そういう子どもは、時期がくれば自然と心が成熟し、円満な大人に成長します。
ところが、
- 甘やかされはしたけど、本当の意味で甘えられなかった。
- 過保護・過干渉で、気持ちは受け止めてもらえなかった。
- 過剰な期待をかけられたり、いつもガミガミ叱られていた。
・・など、何か親の愛情が条件的であったり歪んでいた場合、
知能は高く才能には恵まれたとしても、心はいつまでも育っていかないのです。
子どもっぽい人は、その人自身が悪いのではなく、悲しいことに育った環境が悪かったのです。
では、子どもっぽい人をパートナーに持つ人はどう対処していけばいいのでしょうか?
子どもっぽい夫への対処のしかた
◆気づくこと
そういう相手の子供っぽさ・幼児性をしっかり理解する必要があります。
幼児性を見抜けないと、「私のせいだ」「私が悪いんだ」と自分を責めてしまったり、「嫌われる、見捨てられる」といつもビクビク・オドオドして、相手に振り回されることになります。
立派な職業についていて世間では尊敬されていても、一番身近な家族の前では本来の姿が現れます。頭脳明晰で仕事ができても、心が大人になれ切れていない男性は多いのです。
◆都合のいい女にならない
彼が自分の都合だけで人を動かそうとしたり、嫌なことを強制したりする場合、時には相手が怒って暴言を吐いたり無視したりしても、毅然とNOを言う必要があります。
嫌われたくないからと、相手の要求を何でも聞き入れる都合のいい女になってはいけません。
自分を大切にして、嫌なこと、できないことははっきり断りましょう。心の境界線をしっかり引くことです。そうでないと彼が成長する機会を奪ってしまいます。
だからといって怒ったり責めたりするのではなく、相手の気持ちは十分受け止めたうえで、あくまでも穏やかに「それはできないわ、ごめんなさいね」と言いましょう。
◆成長を待つこと
彼が子どもっぽいところがあるのは事実だとしても、それは彼の「一部分」であって、彼のすべてではありません。
今はまだ隠れているけれど、彼のなかにある素晴らしい面を見いだそうとする姿勢が大切です。
彼の人格や存在を「悪い」と決めつけて見下していると、すぐに相手に伝わります。
また、彼が明らかに間違った行動をしたり子どもっぽい態度をとるときも、悪いことに気づかせようとガミガミ言ったりダメ出しするのはNG。
人はみんな「よりよく生きたい」と思う心があります。相手が必ず自分の力で成長することを信じましょう。
彼の幼い面よりもいい面に目を向けてあげていると、そこがどんどん伸びていきます。
相手の子供っぽさにはきちんと気づきながら、でも、無条件の愛と信頼を失わず、長い目で、じっくりと彼の心を育ててあげましょう。
応援クリック、ありがとうございます。
夫婦恋愛 ブログランキングへ