日本では「マザコン男」というと気持ち悪い、ウザい・・と
いうイメージがあって、結婚したくない男の条件に入りますよね。
マザコンといってもいろいろありますが、
ひとつは、
母親から健全な愛され方をして、精神的に自立ができていて、
そのうえでお母さんを大切にする男性。
「男はみんなマザコン」と言われるように、
男性にとって母の存在は大きいものです。
私の住んでいる韓国では、儒教の精神が強いので、
母親を大切にする人は「孝行息子だ」と言われて賞賛されます。
街で高校生や大学生の男の子がお母さんと手をつないでても、
ドン引きされることはあまりないですね^^
結婚しても、
「夫が実家によく行く」「夫が母親の自慢話をする」
などのことは、夫が母親を大切にするのは当然のこととして
受け止める女性が多いです。
でも、そういう「母親を大切にする」男をマザコンだ！
と思ってしまう女性は、
「夫が自分よりも母親を優先する」
「夫がいつも母親の味方ばかりする」
「それによって自分がないがしろにされてるようで寂しい」
という心理があるようです。
私も経験あります＾＾
妻が寂しさを感じないように、男性は気配りが必要ですよね。
でもね、長年多くの夫婦を見てきて思うんですが、
健全なマザコン男は、夫婦関係も円満なんです。
母親を大切にする男は、妻のことも大切にしています。
それで、私は高校生の娘に、常々
「お婿さんを選ぶときは、絶対母親と仲のいい男を選びなさい」
と言ってます^^
それに対してもう一つは、困ったマザコン男。
精神的に自立できていなくて、母親に依存しているタイプです。
社会人になっても身の回りのことを母親任せだったり、
母親に怒鳴ったり暴言を吐いたりしながらも離れられなかったり、
母親に全く逆らえず、いいなりになっている男性などが上げられます。
こういうマザコン男の原因は、母親にあります。
母親が自分の夫との関係で満たされなかった愛情を
息子に傾けている場合や、
母親が境界線を越えて過保護や過干渉になっている場合、です。
息子を基本的に信じていないし、人格を尊重してもいないんですね。
こういうマザコン男が夫なら、妻はちょっと大変ですね。
心の奥に「お母さんに絶対的な愛で愛されなかった。
認めてもらっていない。信じてもらっていない」
という思いがありますから、
母親にもらえなかったものを、妻に満たしてもらいたい！
という思いが強く、いろんな要求を相手にしてしまいます。
ところが不思議なことに、
「絶対的に愛して欲しい」
「信じて欲しい」
「認めて欲しい」という思いが強ければ強いほど、
行動は反対のことをやってしまいます。
つまり、奥さんが
「愛せなくなるような」
「信じられなくなるような」
「ガッカリしてしまうような」
行動を無意識のうちにやってしまうのです・・
もしあなたの夫がこういうマザコン男だったら・・
あなたが義母の代わりに「夫の育て直し」をする
ことが必要かも知れません。
でも、人はいつも成長するものです。
心の発達段階に従ってステップごとの愛情をかけていくことで
夫はマザコンを卒業し、本当の大人として成熟することができます。
心の専門家に、ぜひご相談くださいね。↓
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