人が幸せを感じたり、力が湧いてくるのはどんなときでしょうか?
心理学者のウィル・シュッツ博士によると、
人は「3つの自尊心」を持っているといいます。
1.自己重要感・・自分は大切にされている、必要とされている。
2.自己有能感・・自分は優れている、能力を認められている。
3.自己好感・・自分は愛されている、好かれている。
この3つの自尊心が満たされるとき、
人は肯定的な自己イメージをもつことができ、
自分の能力を最大限に発揮されるそうです。
この3つのなかで、どの自尊心に対する欲求が強いかは、
人によってちがいますが、
平均的に女性は自己好感に対する欲求が最も強いでしょう。
女性は夫に愛されている、と感じるときが一番幸せを感じますよね。
男性は、自己重要感、自己有能感でしょうね。
男性は奥さんに尊敬されたい、認められたい、必要とされたい欲求が
強いですよね。
反対に、これら3つの自尊心が満たされないとき、
夫婦関係に問題が生じてくるのです。
テレビドラマなどで、中年の男性が寂しくお酒を飲みながら
ぼやくシーン、よくありますよね。
「娘からうざいって言われる」とか
「家にいると奥さんにけむたがられる」
「自分の居場所がない」などなど・・
家長としての存在感がうすくなり、
必要とされていないのかも・・・
尊敬されていないのかも・・・
そういう思いが心をよぎると、
男性はどんどん自己イメージが下がってきます。
そして、他の女性によってそれを満たそうとしたり、
満たされない怒りから爆発したり気難しくなったり、
仕事にのめりこんだり、趣味にのめりこんだり・・・
さまざまな問題が起こってきます。
浮気や不倫、モラハラ、DVなどの問題も、その原因をつきつめると
この三つの自尊心の欠如に行き着くかも知れません。
ご主人の様子が最近ちょっとおかしい、
夫婦仲がぎくしゃくしている・・という時は、
この3つの自尊心が満たされているかどうか、
考えてみてくださいね。