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本来、人間は生まれてから10歳ぐらいになるまでは、
どんな風に感じても、
どんな行動をしても、
すべて親から肯定される必要があると言います。

泣いても、笑っても、怒っても、おびえても、だだを
こねても、かんしゃくを起こしても、

すべてそのまま受け入れてもらうことによって、

「自分は無条件に愛されている」
「自分はただ存在するだけで価値がある」
と思えるようになるのです。

この時期に最も重要なことは
絶対的に愛されているという安心感」を持つことなんですね。

この安心感があってこそ、自分を愛し、認め、信じることが
できるようになります。

これがしっかりできると、人間は自然と

自分を愛することから他人を愛する、
自分を認めることから他人を認める、
自分を信じることから他人を信じる段階に進みます。

ところが、この時期にこの安心感を充分に得られなかった人は、
次の段階へとうまく成熟できず、
いつまでも自分の枠から抜け出せなくなります。

自分が自分を愛し、認め、信じることができないため、
他人にそれを満たしてもらおうとするのです。

それが、自己中心の正体です。

自己中心な人は、自分のことばかり考えて、自分勝手だと
思われがちですが、実は

自分を愛しすぎているのではなく、
自分を愛せない人なのです。

 

自己中心の他にも、
無気力だったり、いつも不安だったり、ひどく傷つきやすい、
他人の言葉に敏感に反応して怒る、あるいは落ち込む、
ひいてはショッピング中毒、アルコール中毒など・・

なにか生きづらさがある、性格的に円満ではなくゆがみがある、と
いう場合も、根底には自分を愛せないことが原因になっています。

 

夫婦問題も、究極の原因はここにあります。

お互いが相手に「自分を愛してほしい」と依存すればするほど、
夫婦関係にひずみが出てきます。

だから、夫婦問題を解決したいときは、
まず自分自身を見つめ直すことが大切なのです。

表面的なものだけを見て判断したり、直そうとするよりも、
まずは自分自身を愛せるようになることが第一です。

幼児期に満たしてもらえなかった自分への愛を、
自分自身が取り戻す作業が必要になるのです。

 

自分を愛せる人だけが、他人を愛することができるし、
他人から愛されることができるのです。

 

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