親が子供に与える影響は、父親が15%、母親が85%といわれます。
特に幼少期の子供にとっては、母親の存在は神様のようなものです。
母親のお腹の中で10ヶ月を過ごしたあと、生まれてからも母親の献身的な
世話のもとで育つんですからね。一緒にいる時間も圧倒的に母親のほうが
多いのです。
そんな母親から、子供はものの見方や考え方も自然と学んでいきます。
まだ他の世界を知らない子供にとっては、それが正しいかどうか、
判断できません。
お母さんの意見が自分の意見となるのです。
普段は家にいないことが多いお父さんに対するイメージも、お母さんという
フィルターを通して作っていくのです。
母親の目を通して父親を見るのです。
例えば、お父さんが疲れた顔で夜帰ってきたとします。
その時、お母さんが子供に
「お父さん、みんなのために一生懸命働いてくれてるのよ。」
と言うのか、それとも
「どこで飲んできたんだか・・」などとお父さんのグチを子供にこぼすのか・・
お母さんの対応の仕方で、子供の潜在意識に植え付けられるお父さんに対する
イメージは全く違ってきます。
父親との関わり方は、子供にとって外の世界との関わり方の基礎になります。
父親との関係が良い子供は、将来の社会に出て円満な人間関係を築くことができ、
幸福な結婚生活を送る確率も高くなります。
もし、今あなたが夫婦関係に問題を抱えていて、夫に対してよい感情を持てない
としても、子供の幸せな将来のために、夫のグチや否定的なことを言わないように
注意する必要があります。