子供たちが大学生になったり結婚したりで、親の手元を離れる頃になると、夫婦も大きな転機を迎えますね。  

 

女性にとっては母親としての役目が一段落して、やっと自分の人生が始まる、という時でもあります。お友達と旅行に行ったり、趣味教室に通い始めたり、仕事を始める方もいるでしょう。  

一方、男性は脂ぎっていた20代、30代を過ぎて、それまでは外に外に目が向いていたのが、だんだん落ち着いてきて、家族に目が向き始める時期だったりします。  

 

この時期、夫婦の関係性にも大きな転機になるのですね。  

 

 

ある方は、

今まで子供に愛情と関心を注ぎ続けて子供が生きがいだったのに、子供が独立して巣立っていくと、急に心にぽっかり穴が開いたように感じ、今まではあまり重要視していなかった夫の存在が大きく感じるようになりました。

でも、夫はもう早くから妻と子供からは仲間外れにされたように感じていて、地域の活動など家庭以外の居場所を確保して自分の世界が出来上がっていて、いつの間にか気持ちに大きなずれができていたことに愕然としています。  

 

またある方は、

若い頃から夫が仕事や友人づきあいでほぼ家にいず、ずいぶん寂しい思いをしてきました。もう夫には期待しないと決めて、自分の世界を作ってきました。

だから退職間近になって夫がだんだん外の付き合いが減り、家にいて妻と一緒の時間を過ごしたいと思うようになりましたが、彼女は昔の寂しさが思い出されて「今さら何よ」と思ってしまいます。  

 

またある方は、

結婚前にはバリバリ働いていましたたが、忙しい夫に育児や家事を手伝ってもらえないので退職せざるを得なくなりました。主婦になって子育てするかたわら、子供が成人したら自分のやりたかったことをやるぞ!とひそかに準備してきなした。

やっとこれから人生第2幕が始まろうと意気揚々としていますが、退職してずっと家にいる夫の存在がうとましく感じてしまいます。  

 

もう惚れたはれたの時期はとっくに過ぎ、子供のために何が何でも家庭を守らなくちゃという時期も過ぎ、夫がお金を稼いで妻は家庭を守るという役割分担も終わるからこそ、夫婦の関係性の本質が問われる時期なのですね。  

 

今まで夫婦がどういう関係性だったのか?

子供を育てる共同作業人?

ただの同居人?

それともソウルメイト?

お互いがお互いの癒し?  

 

子供という「かすがい」でつながれている数十年間に、どんな関係性を築いてきたかが、この時期に表面化します。  

 

不満があったんだけどずっと抑えつけて本音を出してこなかった人は、ここにきて、ずっと二人でいることに喜びよりは重苦しさを感じるかも知れません。

イヤな気持ちって、そのままにしてフタをしているとなくなるどころか、どんどん膿んできますからね。  

この時期に危機を感じているなら今までの関係性を見直して、方向転換する必要があります。  

 

どうして危機が訪れたのか?

何が原因だったのか?

しっかり見つめなおしていきたいものです。  

 

何が何でも一緒にいなくちゃいけない、というくびきがない分、選択枝は広がります。  

ただ、夫婦はお互いの親や先祖から受け継いだ課題を解決するために出会っていますので、せっかく縁があって出会ったパートナーと「この人とは性格が合わない」からと別れてしまうのは本当にもったいないことですよね。  

 

素直に自分の気持ちを表現できない。

勝ち負けにこだわってしまう。

いつもないものばかりに目が行き、満足できず、不満を抱えてしまう。

被害者意識になって相手のせいにしてしまう。

関係性でぶつかると、向き合わないで避ける方を選んでしまう。  

…これらはすべて、世代間連鎖で受け継いだ課題です。夫婦の間で解決できなかった課題が血のつながりを通して子孫に受け継がれていくのです。

 

この課題にチャレンジして自分が乗り越えてこそ、家系の流れが変わります。  

 

人生の第2幕を迎えているあなたは、本当に自分が生きたい人生はどんなものか、どんな関係性を築きたいのかということを見つめなおして、残りの人生を設定していくターニングポイントに立っています。

 

子供たちに素晴らしく幸せな将来をプレゼントするためにも、夫婦の関係性に向き合っていきたいですね。  

 

 
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